オンライン美肌治療サービス「ANS.」の進化
株式会社Neautech(ニューテック)が展開するオンライン美肌治療サービス「ANS.(アンス)」は、先日、シリーズBラウンドにおいて総額11.2億円の資金を調達しました。主な引受先には、パナソニックくらしビジョナリーファンドやディープコア、Beyond Next Ventures株式会社などが名を連ねています。この資金調達により、Neautechの累計資金調達額は約21.35億円に達しました。これからの展開には、大いに期待が寄せられています。
「ANS.」サービスの特徴
「ANS.」は、ユーザーが自宅で手軽にオンラインで医師の診療を受け、特定の肌悩みに応じたお薬や基礎化粧品、サプリメントを定期的に自宅で受け取るサービスを提供しています。特筆すべきは、医療提供だけでなく、患者が抱える肌の悩みや疑問について専門家とチャットで相談できる点です。このように、ユーザーの理想の肌を実現するための伴走型オンライン肌管理サービスとして、多くの人々から支持を受けています。
「ANS.」という名称は、「Answer(答え)」に由来し、ユーザーの美肌の答えを見つけるためのサービスであるという思いがこめられています。
資金調達の背景と今後の展望
近年、美容医療市場はコロナ禍以降のオンライン診療の普及により急成長を遂げています。しかし、治療を続けることには「費用が不透明」「通院が面倒」「医療行為に対する心理的なハードル」などの課題があります。これらの理由から、治療を途中で断念する患者が多いのが実情です。Neautechは創業以来、「続けられる医療体験」の提供を目指しており、AI技術を活用した伴走型治療を進化させています。
さらに、患者から集めている肌写真データを基にした画像診断の導入など、独自の継続支援システムを拡充する計画です。その結果、治療継続率の向上と離脱率の低減を実現し、広く美容医療を提供する社会の実現を目指しています。
引き受け先からの期待の声
今回の資金調達を受け、パナソニックの関係者はNeautechが展開する顧客中心のカルチャーや、同社のリーダーシップに高く評価の声を寄せました。また、医療体験の新しい形を実現している同社に加え、成長の可能性を信じてさらなる出資を決定したとしています。Neautechはリーダーシップ、テクノロジー、ユーザーとのコミュニケーションを通じて、今後も成長を続けることでしょう。
まとめ
医療とテクノロジーを融合させたNeautechの「ANS.」は、より多くの人々が自分を好きになれる社会を目指し、今後も継続的な支援システムの進化に取り組んでいきます。美容医療業界における未来の可能性が広がる中で、ユーザー一人ひとりのキレイを支える存在としての役割が注目されます。