日本のストリートダンスシーンを世界に示した「龍と勇太」の快進撃
2025年11月15日から16日、アメリカ・ロサンゼルスで行われた「Freestyle Session World Finals 2025」で、日本代表のストリートダンスコンビ「龍と勇太」が大きな成果を急展開させました。特に「2vs2 Open Styles」部門でのベスト4進出は、彼らにとって初の海外挑戦であり、それにしては充分以上の成果です。この大会は、ストリートダンス界の著名なイベントであり、世界中のトップダンサーが集まる祭典です。
このインターナショナルな舞台で、龍と勇太は特にそのクリエイティブで柔軟な表現力を武器にし、観客を魅了するパフォーマンスを披露しました。そのパフォーマンスは、観客を盛り上げるだけでなく、審査員からも高く評価され、主催者からの「最高!」との賛辞も得ました。これは、日本のストリートダンスとしての潜在能力を世界に示した意義ある瞬間と言えます。
龍と勇太の挑戦とは?
「龍と勇太」とは、ダンスバトルにおいて出会った2人の少年。彼らは2018年にコンビを結成し、あきばっか〜の各大会での挑戦を通じて着実に成績を残してきました。特に2020年のあきばっか〜のvol.22では初優勝を果たし、以後は大会での連覇を達成するなど、すでにA-POPシーンでの重要な存在となっています。このような経験を経て、彼らは自らの限界を超え、ついに国際舞台での挑戦へと踏み出しました。
龍と勇太のコメント
大会後、龍は「初の海外挑戦、優勝できればさらに良かったけど、我々のルーティーンは世界でも通用しました。もっとソロも磨いて、再び挑戦したい」と語りました。一方の勇太は「やり切ったという思いと共に、悔しさも残っています。これでベスト4テナチームとして名乗りを挙げられた。それだけでも自信になりました」と語り、次なる目標へ向かう強い意志を見せました。
Freestyle Sessionとは?
この世界大会は、1997年にカリフォルニアで始まり、今では“ブレイキン界のワールドカップ”とも称されています。主催であるCROS1は「真に自由な表現の場を創る」との理念のもと、ヒップホップ文化の精神を体現しています。現在、このイベントはSnipes Pro Breaking Tourの一環として、世界中のダンス愛好者から高い支持を受けています。
終わりに
「龍と勇太」の挑戦は、多くの次世代ダンサーたちにとっての希望の光です。彼らのパフォーマンスが示すもの、体現するものは、ストリートダンスの可能性そのものです。今後の彼らの活動からも目が離せません。