クラフトビールレストランから生まれた新たな手ぬぐい
京都のクラフトビールレストラン「スプリングバレーブルワリー(SVB)」が、創業70年以上の老舗企業「kiten.」とタッグを組み、独自のアップサイクル手ぬぐいを発表します。この手ぬぐいは、SVBの醸造過程で生まれる「仕込み粕」を京都伝統技法で染めることで実現しました。
アップサイクルの理念
今回の取り組みは、クラフトビールを単なる飲み物としてではなく、地域文化の一部と捉えるSVBの姿勢から生まれました。「環境に配慮しながら魅力的な世界を創造したい」という想いに呼応したkiten.が、職人とのネットワークを活かしてこのプロジェクトに着手しました。両社の理念が融合し、ビールの副産物である仕込み粕を新しい価値へと生み出す挑戦が始まったのです。
制作の背景
kiten.は、これまでもSVB京都の暖簾やエプロンを手掛けてきました。そのつながりから、今回のアップサイクル手ぬぐいの制作が実現したのです。仕込み粕を使用した天然染料の制作は、これまでにない新しい試みであり、複数の技術をつなげる役割を果たしています。京都川端商店の「新万葉染」技術を活用し、精緻な手染めが施されています。
商品の魅力
手ぬぐいの染色には、天然染料を用いており、地の色は仕込み粕から抽出されています。このプロセスは、環境に優しく、布に柔らかな感触を与えます。また、使い込むことで色が育つという経年変化も楽しめるのがこの手ぬぐいの特徴です。
デザインも魅力的で、使用者の「発想次第で自由に使える」ことを重視しています。手ぬぐいは日本の伝統的な道具で、包む、拭う、結ぶなど多様な使い方が可能です。これがクラフトビールの多様性も表現しており、「日常の小さな始まりを応援する」というkiten.のコンセプトと見事にマッチします。
制作工程
手ぬぐいは5つの工程を経て完成します。
1.
素材の回収(SVB京都)
タンクから手作業で仕込み粕を集めます。
2.
乾燥・粉砕(京都 川端商店)
漢方薬の製法を応用し、仕込み粕を微細に粉砕。
3.
配合(京都 川端商店)
色味を出すために、割合や温度を丁寧に管理。
4.
染色(藤田染苑)
職人がその日の環境に合わせて最適に染色。
5.
仕立て・検品(加藤健旗店「kiten.」)
人の手で丁寧に仕立て、検品・梱包を行う。
商品概要
両デザインは、2026年3月24日から数量限定で発売されます。各2,450円(税込)、各デザインが200枚限定です。販売はSVB京都・東京店舗のみで行われます。デザインは、ビールの魅力を細やかに表現した「巡香の布」と、「乾杯の余韻」を感じられる陽気なデザインです。
このユニークな手ぬぐいは、ただのアイテムではなく、日本の伝統技術とクラフトビール文化が融合した新しいストーリーを持っています。ぜひ、京都の職人たちの技術を感じながら、この特別な手ぬぐいを手に取ってみてください。