『スターの臨終』発売
2025-01-17 11:43:29

著名人29人の死に際を描いた『スターの臨終』がついに発売

著名人29人の死に際を描いた『スターの臨終』



1月17日、待望の新書『スターの臨終』が新潮社より発売されます。この本は、故小泉信一氏が書き上げたもので、彼自身もがんと闘っていたことから、作品には特に深い感情が込められています。

この本には、川島なお美、岡田有希子、坂井泉水、志村けんなど、時代を彩ったスターたちの死に際とその思いが綴られています。それぞれの人生の幕引きは異なるも、その共通点として「諦念」に至る境地が存在します。著者は、デイリー新潮で連載され話題となった「メメント・モリな人たち」から29人のエピソードを厳選し収めています。

死を前にした思い



古代から「メメント・モリ」、つまり死を思えという教えがありました。この本は、その教えを基にし、スターたちが死を迎えるときに何を感じ、どう生きたのかを深く掘り下げています。たとえば、渥美清は「板橋のドブ」で亡くなりたいと語ったと言います。川島なお美は余命1年を告げられたにも関わらず、女優としての情熱を絶やさずに生き抜きました。田中好子は自身の葬儀で「幸せな人生だった」と自らの声で語る姿に、多くの人々が感動を覚えました。また、ケーシー高峰は入院中にもかかわらず、冗談を交えながらそのユーモアを失わなかったことが印象的です。

これらの物語は、ただの死に際の話ではなく、彼らの人生の価値観や志をも反映するものとなっています。

各章の内容



本書は大きく5つの章に分かれており、各章で異なる視点からスターたちの生き様を描いています。例えば、最初の章「演じる人生」では、演じることが生きることであり、様々なスターの人生観が紹介されます。次の「歌う人生」では、歌が持つ力を透かし見ながら、数々のアーティストのエピソードが綴られています。さらに「時代を映す人生」や「闘い続ける人生」、最後に「笑わせる人生」が続き、それぞれが持つテーマに分けられています。

これらの章を通じて、死を迎える直前の意志や思考がどのように生まれるのかが浮き彫りにされています。また、著者の小泉氏自身の闘病生活や死の概念についての考えが、彼の体験として読者に響くことでしょう。

情緒と価値観の再確認



『スターの臨終』は、スターたちの壮絶な物語だけでなく、私たち一般人が生きる上での教訓や価値観も同時に提供してくれます。死という避けられないテーマに対して、健やかに生きるためのヒントが得られることでしょう。情緒豊かで、さまざまな生き方に触れることができるこの書籍は、多くの人にとって感動的な読書体験となるはずです。

この書籍は税込1,034円、ISBN978-4-10-611075-7で販売されており、ぜひ手に取って、心に響く物語をご堪能いただきたいと思います。読者にとって、これをきっかけに自身の人生の価値を再確認する良い機会となるでしょう。


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