岡山・吉備路から生まれた新しい名物「キビダン」
岡山県の吉備路に新たな魅力をもたらす新名物、「キビダン」が誕生しました。この商品は、古代の吉備王国にまつわる鬼伝説を背景にしており、歴史ロマンあふれるおみやげとして人気を集めそうです。製造するのは、明治十四年の創業以来、安心の味を提供し続けている老舗「山脇山月堂」。
古代伝説が息づくおみやげ
岡山といえば、誰もが知っている「桃太郎」。しかし、その根底には温羅(うら)退治の伝説が存在します。勇者・吉備津彦命と鬼との戦いは、今も鬼ノ城や吉備津神社など歴史的な場所で語り継がれています。そんな伝説の物語を、おみやげとして気軽に楽しめる形にしたのが「キビダン」です。
この商品は、きなこがまぶされたやわらかいきびだんごで、上品な味わいが特徴。岡山の歴史をしっかりと味わいながら、一口で伝説の味わいを体験することができます。
物語を持ち帰るパッケージデザイン
「キビダン」の魅力のひとつは、そのパッケージです。吉備路をテーマにした地域ブランド「こふん王国」のキャラクター「ハニワ」が描かれており、そのイラストは岡山県在住の人気漫画家・イラストレーター、みや中みえ氏によるもの。遊び心あふれるデザインは、年齢を問わず手に取りやすいものとなっています。
さらに、同梱されているしおりには鬼伝説の名場面が4コマ漫画として楽しめる仕掛けもあり、食べるだけではなく、歴史に触れる体験ができるのです。これは、現代人にとっても新しい発見や楽しみを提供してくれることでしょう。
商品概要
「キビダン」は、きなこきびだんごが6個入りで、価格は税込500円。発売日は2025年10月10日です。吉備路もてなしの館、吉備路観光案内センター、国分寺観光案内所など岡山県内の各所で購入可能です。
今後の展開とクラウドファンディング
現在、「キビダン」は吉備路エリア限定での販売となっていますが、今後は自社のECサイトを整備し、全国に展開していく予定です。その第一歩として、クラウドファンディング「晴れフレ岡山」に挑戦中です。このプロジェクトを通じて、古墳珈琲など他の商品とともに、より多くの人々に吉備路の魅力を届けたいと考えています。
アップデート吉備路という発想
「アップデート吉備路」は、古代から受け継がれた歴史や文化を現代の視点で再解釈し、多くの人が楽しめる形で伝えることを意図したブランドです。古墳や伝説は単なる過去の産物ではなく、今を生きる私たちの誇りであり、未来に引き継ぐべき大切な資産です。
ぜひ、岡山を訪れた際には、この歴史ロマンあふれる「キビダン」を手に取ってみてください。おいしさだけでなく、物語を通じて岡山の魅力を深く感じることができるでしょう。