クロちゃんが描く恋愛の本音とは？小説家デビューの裏側に迫る

クロちゃんの小説家デビュー

お笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃん（本名：黒川明人）が、2025年3月19日に処女作『クロ恋。』を出版することを発表しました。この作品は、奇想天外な恋愛観と彼の過去の経験を基にしたちょっぴりホラーで切ない恋愛短編を収めています。デビュー作に込められた思いと、彼の多才な一面をご紹介します。

小説には4つの短編が収録

『クロ恋。』には4つの異なる恋愛短編が収められています。
1. 「恋愛博士の異常な愛情」 - 恋愛を実験と見なす大学生が繰り広げる物語。
2. 「揺れる」 - 幼馴染3人による奇妙な三角関係を描写。
3. 「地球最期の日」 - 人類滅亡の日に芽生える中学生の切ない恋。
4. 「Lv17の勇者」 - 自称勇者の高校生の珍しい出会い。

この作品には、意外性あふれる展開が盛り込まれており、読者を驚かせることでしょう。また、各短編には、「どれがフラれてから作ったものか」を考えながら楽しむ謎解き要素も含まれています。

出版の背景と執筆秘話

1月22日に放送された『水曜日のダウンタウン』では、2年間交際していた恋人リチさんへのプロポーズが失敗し、その破局後初の公の場での記者会見となりました。これが「恋愛小説家デビュー」の舞台となり、多くの報道陣が集まりました。クロちゃんは、1年間かけてスマホで執筆し続けたことを明かし、その間にプロポーズ時に用意した高額な婚約指輪を取り出し、「血の涙を流して書きました」と熱く語りました。

彼はまた、アイドルグループ「豆柴の大群」の作詞を手掛けた実績もあり、川谷絵音やヒャダインからも文才を称賛されていることをアピールしました。クロちゃんは、「この『クロ恋。』が絶対に売れてほしい。指輪の費用、取り返したいです！」と記者会見で叫び、作品に対する強い思いを伝えました。

新しい恋愛観を映し出す作品

クロちゃんの小説は、ただの恋愛物語ではありません。それぞれの短編が彼自身の人生経験やユーモアが反映されており、独自の視点から描かれています。読者は、笑いあり、涙ありの彼の作品に引き込まれることでしょう。また、クロちゃん自身も、「どの作品がプロポーズに関するものか楽しんでほしい」と語り、読者との距離感を大切にしています。