音楽がつなぐ福島の未来と私たちの防災意識
2026年は、東日本大震災から15年の歳月が経つ年です。この節目を迎えるにあたり、福島出身の大学生が主催する音楽イベント「BOUSAI FES 2026」が、福島県郡山市のHIPSHOT JAPANでの開催が決定しました。
BOUSAI FES 2026 の背景
このイベントは、Yappe株式会社が手がけており、防災に対する意識を高めることを目的としています。なぜ音楽なのか?それは、音楽の力によって人々が共感し、感情を共有しやすくなるからです。福島出身の代表、隂山弘暉氏は、自身が震災を経験したことから、学生団体「防災me」を立ち上げ、若い世代に防災の重要性を伝え続けてきました。
イベントの詳細
「BOUSAI FES 2026」の詳細は以下の通りです:
- - 日付:2026年3月7日(土)
- - 時間:開場17:00 / 開演18:00
- - 会場:HIPSHOT JAPAN(〒963-8005 福島県郡山市清水台1丁目6−16)
- - 主催:Yappe株式会社
このフェスは、前身イベント「BuzzyFes 2025」の成果を基に、防災をテーマにした音楽フェスとして進化を遂げました。音楽を通じて、震災の記憶を後世に伝えることを目指しています。
出演アーティスト
本イベントには、防災の理念に賛同した3組のアーティストが登場します。福島で初ライブとなるアーティストも含まれ、この日限りの特別なパフォーマンスが期待されています。
1.
ルサンチマン - 2018年に結成されたオルタナティブロックバンドで、聴く人の心に響く言葉が特徴的です。
2.
鉄風東京 - 仙台を拠点に活動するバンドで、エモなエッセンスが漂うサウンドが魅力です。
3.
anewhite - 高校時代の同級生で結成されたスリーピースバンドで、感情の揺らぎを歌った楽曲が注目されています。
特別な体験コンテンツ
「BOUSAI FES 2026」では、来場者参加型の特別企画を準備しています。
- - 寄せ書き横断幕の展示:来場者のメッセージを寄せ集めた横断幕が「震災・原子力災害伝承館」に展示されます。音楽を通じて防災の意識を高める一助となります。
- - 郡山駅前の飲食店との連携:イベント当日は、特典がもらえる飲食店舗が出現します。食を楽しみながら、福島の魅力を再発見する機会になるでしょう。
- - オリジナル防災グッズ:音楽と防災をテーマにしたオリジナルグッズが販売され、日常にも使えるアイテムとして販売されます。
チケット情報
前売りチケットは、2023年12月5日より一般販売が開始され、価格は一般チケット4,500円(別途1ドリンク500円)、学割チケットは4,000円(学生証の提示が必要)です。
イベントの意義
このフェスは「3.11の記憶や教訓を風化させず、次の世代へつないでいく」ことを目的としています。防災の大切さを音楽を通じて広めることで、参加者が自然に防災を考えるきっかけになることを願っています。
福島の音楽シーンを支えるこの特別なイベントに、多くの方に参加していただきたいと思います。ぜひ、音楽の力でつながる未来への一歩を共に歩みましょう。