Nao’ymtの新作『Fading』が魅せるメロウな夏の回想
2023年7月1日、音楽界の立役者Nao’ymtがキャリア25周年を迎えるにあたり、特別なプロジェクト『矢的直明2025』の第7弾として新曲『Fading』をリリースしました。この楽曲は、褪せゆく夏の中で青春の輝きを思い出させるメロウR&Bで、多くのリスナーたちの心に響くことでしょう。
『Fading』は、Nao’ymt独特のスタイルが色濃く表れた楽曲で、極上のメロウなトラックと共に夏の光が静かに溶け込んでいくようなサウンドスケープが広がっています。サビのフレーズ「We were like fireworks」には、鮮やかな青い空に浮かぶ花火の如く、過ぎ去った青春の瞬間が映し出され、その美しさと共に淡い哀しみが滲んでいます。
時と共に変わりゆくものたち、特に色彩の褪せた後にこそ見える独特の美を探求するこの楽曲は、過去の出来事を懐かしむのではなく、大人になった今だからこそ感じられる夏の情景をも描写しています。Nao’ymtは、「時が薄めた色でしか描けない景色もあるだろう」と語り、その思いをR&Bの新たな詩情として表現しました。
この『Fading』は、Nao’ymt自身が作詞、作曲、トラック制作、ボーカルを担当し、マスタリングはThe WeekndやSon Lux、Billie Eilishの音楽も手がけたDave Kutchが行いました。繊細で透明感のある音の層に包み込まれるようなミックスは、聴く者を惹きつけて離しません。
Nao’ymtは、自らの音楽と向き合う姿勢を常に保ち続けており、その創作の過程は、静かでありながらも力強いメッセージとして伝わります。この25周年プロジェクトは、2025年1月から12月にかけて毎月新曲を発表する予定であり、『Fading』はその第7作目です。
日本の音楽シーンで非常に多彩なキャリアを築いているNao’ymtは、かつては三浦大知や安室奈美恵、AI、山下智久などへの楽曲提供によって大きな影響を与え、今もなお新たな挑戦を続けています。特に安室奈美恵には多くのヒット曲を提供しており、彼女の音楽的成功の一因とも言われています。さらに、音楽の枠を超えてアンビエントやインストゥルメンタルの世界にも足を踏み入れ、幅広いジャンルで企業や施設への講義を行うなど、後進の育成にも力を入れています。
2025年の大阪・関西万博では公式ショーへの楽曲提供も予定しており、さらにゲーム『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』にも楽曲を提供するなど、音楽業界の枠を超えて活躍の幅を広げています。彼の音楽には、常に新しい可能性と挑戦の姿勢が感じられ、今後の活躍に目が離せません。
Nao’ymtの新曲『Fading』、ぜひこの機会に聴いてみてください。思い出の夏の日々を、彼の音楽と共に振り返る素敵な時間になることでしょう。もちろん、Nao’ymtのSNSや公式サイトもチェックしてみてください。これからの展開や新しい曲にも期待が高まります。