川村元気監督が語る映画『８番出口』の魅力と制作秘話

映画『８番出口』の魅力と制作秘話

TOKYO FMで毎週日曜放送の『エンタメPalette!!』が、今週注目の映画『８番出口』の監督、川村元気を迎えます。この映画は、世界的に人気のあるゲームを基にした実写映画で、100以上の国と地域での上映が予定されています。また、2025年のカンヌ国際映画祭オフィシャルセレクションにも選出され、注目を集めています。

監督・川村元気が語る映画制作の背景

川村元気監督は、ゲームを映画化する意図について「日本的なデザインに惹かれ、一方で地下道に迷う体験は世界共通である」と語りました。彼にとってこの映画は、デザインが日本的でありながらも、体験はグローバルであるというユニークな組み合わせを持つ作品として制作されています。

面白いエピソードとして、川村監督はゲームには物語がなかったことに衝撃を受け、「どうしよう…」と考えた瞬間を振り返っています。それでも彼は、映画館での体験に重きを置き、観客にとって新しい感覚を提供する映画を作り上げたいという強い意志を持っていました。

映画制作におけるコラボレーションの重要性

監督の物語的思考、脚本を担当した平瀬謙太朗の数学的思考、そして主演俳優の二宮和也の視点が組み合わさることで、この映画は新たな形を持つことができたと川村監督は述べています。このようなコラボレーションが、プロジェクトの成功の要因であると彼は強調しました。

登場人物の名前に込められた意味

また、本作では登場人物全員に名前がないという特徴もあります。この選択には、観客の解釈を幅広くする意図があり、作品鑑賞の仕方に新たな視点を提供することが期待されています。

クリエイターとしての考え方

パーソナリティのNakamuからは、川村監督に対して、企画をする際の考え方についての質問が飛び交いました。これからクリエイターとして活動したい人や、エンタメに興味を持つ人にとって、非常に有意義なインタビューが展開されることでしょう。

番組を通じて、映画についてのさまざまな視点を提供し、仮に作品を鑑賞したことがある人もこれから見る人も、より深い理解が得られる内容となっています。