学生たちのプロジェクトで笑いの力を地域に
新潟の国際音楽・ダンス・エンタテイメント専門学校が、2025年4月10日から新たな学びの挑戦を始める。このプロジェクトは、音楽やエンタテイメント業界を目指す学生を対象とした産学連携による実習授業で、吉本興業株式会社の全面協力のもと行われる。学生たちは実際のライブイベントを企画・制作する責任を託され、地域に笑いを届けるべく奮闘する。
参加するのは、音楽ビジネス科とK-POPエンタテイメント科ビジネスコースの2年生約20名。授業では、現役のマネージャーやスタッフ、楽屋作家、舞台制作の専門家から直接指導を受け、具体的なステージ制作に関わる。これまでの学びとは異なり、参加学生は実際に観客からお金をいただいて楽しんでもらう「本物のステージ」を作り上げる責任が求められることから、リアルな現場で必要な知識やスキルを体得する貴重な機会となる。
具体的な取り組み内容と目的
この授業を通じて学生は、出演者のキャスティングから始まり、グッズ制作やチケット販売、ステージ演出、当日の運営、さらにプロモーションまで、イベントのすべての工程を実習する予定だ。吉本興業の現役マネージャーから学ぶことで、最新の業界トレンドや実務に即した知識を得ることができ、舞台制作の専門家からの指導も受けられるため、現場で即戦力となる経験をすることができる。
さらに、SNSや広報戦略についても学び、イベント全体の企画力と発信力を高めることが期待されている。この新たな試みは、学生たちが地域に根差したエンタメ文化の発信拠点を作るための一歩でもあり、彼らは新潟を「笑い」と「エンタテイメント」で元気にするという大きな目標を掲げている。
将来の展望と地域への影響
毎年このイベントを開催することで、学生たちの成長や挑戦が地域の活性化につながると同時に、エンタテイメント業界において実践力のある人材を輩出することを目指している。地域社会の人々が学生たちの努力を応援し、「笑いで元気にする」というメッセージが広がることが期待されている。
この取り組みは、2025年12月14日(日)に開催予定の「お笑いライブ」をはじめとする多くの公演を通じて続けられる見込みだ。詳細な出演者や販売情報は後日発表の予定であり、今後の学生たちの活躍が地域のエンタメシーンに新たな風を吹き込むことが楽しみだ。
学校の特長と関連情報
国際音楽・ダンス・エンタテイメント専門学校では、音楽、ダンス、映像、音響やK-POPなど多様な専門分野を学ぶことができる。特にK-POPエンタテイメント科は日本でも唯一の専門科であり、全国から学生が集まる人気の学科である。このように、質の高い教育環境の整った学校で学生たちが実践的なスキルを習得し、地域、およびエンタテイメント業界に貢献することが期待される。
ぜひ、この新しいプロジェクトと学生たちの成長を暖かく見守り、サポートしていただければと思う。