日本のライブシーンを振り返る『ACPCオフィシャル日本コンサート・ヒストリー』の魅力とは

日本の音楽の歴史を紐解く一冊

5月16日、待望の書籍『ACPCオフィシャル日本コンサート・ヒストリー』が発売されました。このムックは、一般社団法人コンサートプロモーターズ協会が監修したもので、日本のライブ・エンタテインメントの発展を、コンサートプロモーターの視点から掘り下げています。

戦後から現在へのタイムトリップ

本書は、戦後の復興期に始まり、米軍キャンプや日劇ウエスタン・カーニバルが日本の音楽シーンに与えた影響を紹介。続いて海外アーティストの来日公演の幕開けや、フォークやロック音楽の登場といった歴史的瞬間を時系列に紹介します。それぞれの時代における音楽の変化や、ライブの規模の拡大、そしてチケットサービスの整備といった環境の変遷を詳しく描写しています。

コンサートプロモーターの証言

特に注目すべきは、全国の著名なコンサートプロモーター13名による証言です。彼らは数々の現場で直面してきた様々な課題を語ります。近年のチケット転売問題や、自然災害、コロナ禍の影響など、ライブエンタテインメントにとっての厳しい現実、そしてそれに対する彼らの信念や情熱が伝わってきます。

音楽と私たちの未来

本書は、過去の歴史を知るだけでなく、現在の音楽シーンを理解し、未来への展望を持つための一助となるでしょう。ライブエンタテインメントがどのような未来を迎えるのか、私たちも共に考えるきっかけを提供してくれる内容となっています。

まとめ

『ACPCオフィシャル日本コンサート・ヒストリー』は、音楽ファンはもちろん、これからのエンタテインメント業界を志す人々にも必携の書と言えるでしょう。日本のライブシーンの歴史を振り返り、未来の可能性を見つめる一冊として、多くの人々に読まれることを期待しています。音楽の持つ力を再認識し、この本を手に取ることで新たな視点を得られることでしょう。ぜひ手に取ってみてください。