2023年7月4日と5日、東京・豊洲PITで、約3年ぶりにHIGHLIGHTのヤン・ヨソプの日本ソロコンサート「2026 YANG YOSEOP SOLO CONCERT <Fade In> in TOKYO」が開催されました。今回の公演は、彼が今年2月にリリースした3枚目のミニアルバム『Unloved Echo』を基に展開されるアジアツアーの一環で、ソウル、東京、シンガポール、台湾などを巡る予定です。
「Fade Away」というアルバムのタイトル曲とは対照的に、ツアータイトルは「Fade In」と名づけられました。その名の通り、彼のパフォーマンスは曲ごとに様々な表現が加わり、約2時間半のステージが終わる頃には、HIGHLIGHTとしての姿にとどまらず、ソロアーティストとしての独自性が光っていました。
繊細な音楽と情熱の表現
開演前から観客の期待感は高まり、ステージには映画フィルムを意識した演出が施されていました。ステージの後ろに現れたヤン・ヨソプは、真っ白な衣装で登場し、アカペラで「밤의 밤을 지나 (Dear My)」を歌い始めました。彼の歌声は、息遣いが伝わるほどの近さで、観客はその繊細なパフォーマンスに心を奪われました。
その後、ピアノの伴奏と共に続く「위로 (I’ll Be with You)」や「별 (Star)」で、彼の歌声はさらに深みを増していきます。特に、「별 (Star)」では、青い夜空のイメージを背景に、低音から高音までを巧みに操りながらエモーショナルに歌い上げ、観る者の心に鮮やかに響きました。
ファンとの一体感
「こんにちは! みなさんの星、ヨソプです!」と観客に呼びかけた彼の言葉は、ファンとの距離を縮め、和やかな雰囲気を生み出しました。さらに、彼は「みなさんの歓声が僕の緊張を和らげてくれる」と感謝の気持ちを伝え、会場が一体感を持ち始めました。
公演の途中では、彼が提案した「この映画は夜から始まります」という言葉が印象的でした。それに続いて、セットが彼の部屋のように変化し、愛をテーマにしたオムニバス映画のような新たな世界観が生まれました。特に「그대는 모르죠(You Don’t Know)」では、小道具を使用しながらミュージカルのように展開し、観客の熱気が高まりました。
目を引く視覚と聴覚の融合
本公演は視覚的な演出も魅力の一つです。LEDや映像、ダンスパフォーマンスが織り交ぜられ、観客はただ音楽を聴くのではなく、目で見て体感するステージを楽しむことができました。曲が進むごとに華やかさを増す映像の中で、彼の歌唱はその場の雰囲気をさらに盛り上げました。
エモーショナルな楽曲の数々
「Moonlight」では、舞台を降りて観客と共に歌うという新サプライズがあり、彼が戻ってくると会場は再び盛り上がり、シンガロングが展開しました。また、OSTメドレーでは心に残る名曲の数々が披露され、その歌声に多くのファンが酔いしれる瞬間が続きました。
公演の中盤では「떠나지 마요 (Don't Go Away)」が流れ、彼のハイトーンが会場に響き、観客から大きな拍手が送られました。続いて、「에서 속고 싶어 (Want to be Hurt)」では、彼のダンスパフォーマンスが際立ち、会場は歓声で溢れました。
特別な感動のフィナーレ
最後に、「It's You」で感動的なエンディングを迎えると、彼は再び真心をこめた言葉でファンに感謝を語り、コンサートの締めくくりとなりました。ダブルアンコールの際には、ファンとの絆を確かめるかのように「LOVE DAY」を披露し、「2人で一緒に歩んで行こう」と歌い上げました。
公演を通じて、ヤン・ヨソプの表現者としての成長が感じられ、彼の音楽に込められた愛が観る者の心に響く素晴らしい時間となりました。次回の公演が待ち遠しい限りです。