ANNUALがCIFF 2025で見せた新たな挑戦と成功の軌跡
2025年1月28日から30日、デンマーク・コペンハーゲンで開催された北欧最大のファッション展示会「Copenhagen International Fashion Fair(CIFF)」で、日本のブランドANNUALが初めて出展しました。この展示会では、サステナビリティを重視する多くのブランドが集まる中、ANNUALは自社の強みであるニュージーランド産メリノウールを利用して、デザイン性と質の高さを存分にアピールしました。出展の準備は前年から進められ、厳正な選考を経て実現したもので、ブランドにとって初の海外進出ともなります。
シグネチャーモデルの評価
特に注目を集めたのがANNUALのバイカラーを取り入れたシグネチャーモデル。独自のデザインや質感を体現したこのニットは、多くの訪問者の目を惹きつけ、手に取っていただく機会が多くありました。このことは、実際に触れてもらうことでより一層その魅力が伝わった証とも言えます。
メリノウールの強み
来場者には、メリノウールの柔らかさや質の良さが好評で、その高い評価はまさに肉体的にも精神的にも信頼を築くものでした。「ニュージーランド産」の名がついていることへの関心も非常に高く、北欧市場におけるエシカル素材への需要の高さが確認されました。更に、ある訪問者からは「糸そのものを購入したい」という声もあり、素材そのものの価値が肯定された瞬間でした。
日本のデザインに対する視線
「Made in Japan」という言葉への関心は思ったよりも控えめでしたが、「Japan Design」の観点においては強い支持が見られました。現地のデザイナーやデザイン系学生からの反応は、ブランドのビジョンやスタイルがどれほど響いているかを証明するものでした。
価格と価値の理解
ANNUALはプレミアム感あるニュージーランド産メリノウールをふんだんに使用した製品を出展しましたが、その質とデザインに対する価格のバランスも評価され、来場者にとって納得のいく価値が提供できていると感じてもらえたようです。
今後への展望
CIFF 2025での成功は、ANNUALにとって北欧市場に進出するための強力な一歩となりました。今後、ニュージーランド産メリノウールのクオリティと「Japan Design」の魅力を軸に、新たな市場の開拓を目指します。さらに得られたフィードバックを基に、海外展開も強化していく計画です。
展示会のご案内
ANNUALは、MNインターファッション株式会社が主催する「Knitwear Collection Fall & Winter Product Exhibition」にも出展予定です。2025年2月12日から14日に開催されるこの展示会はアポイント制であり、最新コレクションをご覧いただける貴重な機会です。皆様のご来場をお待ちしています。
また、春には「FaW TOKYO 2025」にも出展予定です。3月26日から28日にかけて東京ビッグサイトで開催されるこのイベントでも、ANNUALの魅力を最大限に伝えていきます。
このようにANNUALは、北欧での成功を土台に、さらなる発展を目指して邁進しています。これからの展開に期待が高まります。