西宮から世界へ:長森遥南選手が全日本ショートトラックで3冠
2025年12月13日と14日に、東京辰巳アイスアリーナで開催された第48回全日本ショートトラックスピードスケート選手権大会において、氷上競技部に所属する長森遥南選手が素晴らしい結果を残しました。彼女は500m、1000m、1500mのすべての女子レースで優勝し、なんと18大会ぶりの3冠を達成。これにより、2026年の世界大会出場権も手にしました。
長森選手の活躍と仲間の支え
長森選手の活躍は彼女一人の力ではなく、チーム全体の支えあってのものでした。同じく氷上競技部に所属する松林佑倭選手も1000mと1500mで優勝し、補欠メンバーとして日本代表に迎えられました。また、島根くるみ選手は惜しくも上位には入れなかったものの、笑顔で仲間を励まし、良好なチームワークを築く姿勢を見せました。
長森選手は試合後、「チーム全員の絆が私の力になった」と語り、周囲への感謝を忘れませんでした。彼女の謙虚さとチームの団結力は、今後の活躍にも大いに期待が持てます。
シュゼット・ホールディングスの支援による競技部の誕生
株式会社シュゼット・ホールディングスは、兵庫県西宮市に本社を置く洋菓子ブランド「アンリ・シャルパンティエ」を展開し、氷上競技部を設立。代表取締役社長の蟻田剛毅氏は、「県内に力のある選手がいない」、「地元での就職機会を増やす」という地域の課題を解決すべく、この競技部を立ち上げました。
「力強い選手を育てることで、地域貢献や競技の発展に寄与したい」と語る蟻田氏は、長森選手の成績が期待以上であったことに対しても喜びを表明しました。競技部メンバーはそれぞれの目標に向かって日々努力し、全力で競技に取り組んでいます。
アスリートとパティシエの両立
シュゼット・ホールディングスの氷上競技部は、スピードスケート選手として活躍しながら、パティシエとしての仕事も続けています。この両立は全国的に珍しく、注目を集めている取り組みです。
各選手の主なプロフィールを見てみましょう。長森選手は2025年に関西学院大学を卒業後、同年からシュゼットに入社しました。他のメンバーも競技と仕事の両立を通じて、これまでの努力が実を結びつつあります。
終わりに
シュゼット・ホールディングスの氷上競技部の活動は、選手たちの頑張りだけでなく、地域とのつながりやスポーツ振興への貢献としても評価されています。今後も、長森選手たちがさらなる高みを目指し、世界の舞台で活躍する姿を期待しています。
公式Instagramでは、彼女たちの練習風景や日常が更新されていますので、ぜひチェックしてみてください!
公式Instagram
これからも、アンリ・シャルパンティエとそのアスリートたちから目が離せません。