第16回ニチバン巻心ECOプロジェクトが始動!
ニチバン株式会社は、使用済みの粘着テープ「巻心」を回収し、再利用する環境への取り組み「第16回巻心ECOプロジェクト」を開催します。2025年9月1日から12月26日までの期間に実施され、従来の資源利用に加え、新たな環境活動が展開される予定です。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、2010年からスタートし、再生可能な天然素材を使った粘着テープの製造・販売を行っているニチバンが、製品が使われた後に廃棄されてしまう「巻心」に注目し、資源としての再生利用を図るために設立されました。
リサイクルの仕組み
回収された巻心は、段ボールとしてリサイクルされ、その収益金は環境保全活動に充てられます。具体的には、フィリピンでのマングローブ植林活動や、日本国内の「森のしずく保全活動」に活用され、環境保護に寄与することが目的です。
1. フィリピンでのマングローブ植林活動
この活動は、環境NGO『イカオ・アコ』によって、1997年に始まりました。これまでに約200万本の樹木が植林され、ニチバンも2010年のプロジェクト開始以降、35万本以上の植樹に貢献しています。これにより、生態系の保護や地域への貢献が期待されています。
2. 森のしずく保全活動
島根県および広島県を中心に行われているこのプロジェクトは、環境を守るための植林や間伐活動を通じて、森林の保全を図るものです。2018年からスタートし、森の持つ力を最大限に引き出すことを目的としています。
教育活動も実施
プロジェクトの一環として、ニチバンは小学校での「出前授業」を開催しています。セロテープを題材にした授業では、リサイクル活動や環境問題について子どもたちと共に考える機会を提供し、実践的な学びを促しています。この取り組みを通じて、次世代の環境意識を高めることが期待されています。
障がい者アートの支援
さらに、ニチバンは障がい者アート活動「パラリンアート®」を支援し、プロジェクトのデザインに障がい者アーティストの作品を採用しています。これにより、アートを通じた社会参加と経済的自立をサポートし、多様性を尊重するコミュニティを形成しています。
昨年度の成果
昨年度の第15回プロジェクトでは、1,201の団体や295名が参加し、479,597個の巻心を回収しました。これによって、累計の回収数は623万個を超え、より多くの貴重な資源が再利用されていることが実証されています。
参加方法
このプロジェクトに参加するには、特設ウェブサイトを訪れることが必要です。プロジェクトの詳細や過去の成果、参加団体の活動レポートなど、さまざまな情報が掲載されています。皆さんの参加をお待ちしています!
公式サイト:
ニチバン公式ホームページ
お問い合わせ
本プロジェクトに関する質問は、ニチバン株式会社 コーポレートコミュニケーション部まで。お問い合わせは電話03-6386-7190、受付時間は平日の9時から17時です(昼休みを除く)。