美容系サブスク、年齢や家族構成で異なる利用実態を調査

美容系サブスクの利用状況と今後の可能性

株式会社ビズキが運営する美容情報サイト「Kirei Style」は、全国の女性2,000人を対象に美容系サブスクリプションサービスについてのアンケート調査を実施しました。調査結果からは、年齢や子どもの有無による利用実態に関する興味深いデータが浮かび上がりました。

美容系サブスク利用実態

今回の調査では、20歳から59歳までの女性に対し、以下の質問を投げかけました。「美容系サブスクを使ったことがありますか？」その結果、「ある」と答えた方はわずか15.6%、対して「ない」のは84.4%という結果でした。

利用経験がある方々が利用したサービスの中で最も多かったのは「コスメボックス系サブスク」、次いで「ネイル／サロンの定額制サービス」が上位を占めていました。年代ごとにみると、利用率は若年層で高く、20代では26.4%に対し、50代では5.2%という差が見えました。このことは、若い世代が月額制や定額制のモデルに親しんでいるため、利用のハードルが低いことを示しています。

世帯年収と意欲

調査を進める中で、世帯年収による可処分所得の差が、支出意欲にどのように影響を与えるかも興味深いテーマです。一般的に高い可処分所得がある方が新しいサービスへの支出をしやすい傾向にありますが、今回の調査でもその傾向が見受けられました。

子どもの有無による利用率の差

子どもの有無で美容系サブスクの利用状況を分析すると、興味深い逆転現象がみられました。「子どもなし」の女性が一般的には多く利用する傾向にある一方で、「子どもあり」の女性は特に「セルフエステの定額制サービス」や「美容医療の定額制サービス」の利用率が高い結果となりました。育児中の方々にとっては、自宅や自分のペースで手軽に取り組める「セルフエステ」が魅力的に映ることが考えられます。