博多製麺処の挑戦
福岡県大野城市に本社を構える株式会社博多製麺処は、ラーメン専用小麦「ラー麦」を100%使用した自家製麺の製造・卸販売を展開しています。今回、同社は食品安全マネジメントシステムに関する国際規格「ISO 22000:2018」の認証を取得しました。この認証の取得は、同社の信頼性と製品の安全性をさらに高める重要なステップとなります。
創業の背景
博多製麺処は、グループのラーメンチェーン「博多三氣」の自家製麺部門から2017年に分社し、製麺専門会社として独立しました。創業の背景には、日本のソウルフードであるラーメンを支えるべく、地元福岡の農業を応援したいという強い思いがあります。国内小麦の自給率がわずか14%という現状を鑑み、県が開発した「ラー麦」を100%使用することで、地元生産者と共に成長し、福岡の農業を支えています。
ISO 22000:2018認証の取得
ISO 22000は、食品安全に関するハザード管理システム(HACCP)を統合した国際規格で、食品の製造・出荷に至る全工程を管理する仕組みを求めています。博多製麺処が今回取得したISO 22000:2018認証は、原材料の受入から製造、出荷に至るまでのあらゆる過程において、食品安全リスクを科学的に管理できていることを証明します。この認証によって、博多製麺処は不安を感じることなく「ラー麦」を使用してもらえる信頼を得ることができます。
地元とのつながり
博多製麺処の自家製麺は、同じグループのラーメン店「博多三氣」の全店舗で提供されています。あっさりとしたとんこつラーメンで知られる博多三氣は、地元産のラー麦を活用することで、消費者への経済的なメリットと共に地域貢献に繋がっています。近年消費の減少が見られる国内小麦ですが、リーズナブルな「替玉10円」などの取り組みで、地元の生産者を支える努力を続けています。
未来への展望
博多製麺処は、ISO 22000の継続的な改善により、さらに食品安全管理の向上を目指しています。また、製品ラインアップの拡充や新規取引先の開拓を進め、博多の麺文化を全国に広めていく計画です。今後も地元の麦を使用した製品を提供することで、地域経済の活性化を図り、地産地消の理念を実現していきます。
博多製麺処が展開するラーメン文化は、味だけでなく、安全性や地域貢献にまで広がっています。これからもその姿を見守り、応援したい取り組みと言えるでしょう。