海の神秘を纏うティファニーの新作
ティファニーが新たに発表した「ブルー ブック 2025:シー オブ ワンダー」サマー コレクションは、深海の神秘的な世界と美しい海洋生物からインスパイアされた作品です。チーフ アーティスティック オフィサーのナタリー・ヴェルデイユが手がけたこのコレクションは、過去の名作へのオマージュを込めつつ、現代的なアプローチを加えることで新しい魅力を引き出しています。
コレクションのインスピレーション
このコレクションは、海洋植物の多様性に着目し、特にジャン・シュランバージェが残した数々の名作に触発されています。ヴェルデイユ曰く、単にシュランバージェの作品を再現するのではなく、その思想や美意識を受け継ぎ、さらには海とその神秘の探求を通じて、新たな芸術作品を生み出すことを目指しているとのことです。水中世界は尽きることないインスピレーションの源であり、ダイナミックな形状や質感の表現を徹底しています。
シーホースの章
「シーホース」の章では、ティファニーアーカイブに残るキーワードとなるモチーフを新たに再解釈しました。1968年に発表されたジャン・シュランバージェのタツノオトシゴのブローチをベースにし、パープルサファイヤ、ムーンストーン、ブルーサファイヤを組み合わせた全く新しいデザインが特徴です。これにより、神話上の存在に新たな命が吹き込まれ、約1,600時間の手作業によって仕上げられたネックレスは、11カラット以上の貴重な宝石を使用し、トランスフォーム可能なスタイルで楽しむことができます。
シータートルの章
次に紹介する「シータートル」の章では、1961年の「ブルーブック」に掲載されたブローチが再解釈されています。この作品では、海の生き物特有の静かな動きとその彫刻的な甲羅を再現し、アクアマリンとターコイズが美しく組み合わされています。ダイヤモンドで縁取られた立体的なデザインは、見る者に深い奥行きを感じさせ、そのユニークな形状は現代の傑作として位置づけられています。
自然界への敬意
ティファニーの「ブルー ブック 2025:シー オブ ワンダー」サマー コレクションは、創造性とクラフトマンシップに対する揺るぎないコミットメントを表現しています。また、自然界の神秘に対する深い敬意も込められています。コレクションの発表は6月6日に香港で行われたエクスクルーシブなイベントで行われました。
このコレクションは、海を愛するすべての人にとって特別な意味を持つ作品であり、その美しさは珠玉のジュエリーとして永遠に心に残ることでしょう。ティファニーの新しいハイジュエリーは、どのようなシーンでも輝きを放ってくれることでしょう。