「御城之口餅」が大河ドラマ放送記念パッケージで注目を集める理由とは?
2026年にNHKで放送される大河ドラマ「豊臣兄弟!」を記念した特別パッケージが、株式会社本家菊屋から登場しました。この度、奈良県が主催する「豊臣秀長ゆかりの地お土産ものアイデアコンテスト」で準グランプリを受賞したこのパッケージは、地元の魅力を最大限に引き出すデザインとして話題になっています。
特別なデザインの新パッケージ
新パッケージのデザインには、豊臣秀長の居城でもある郡山城の天守閣がシンボルとして描かれています。城と城下町を結ぶ堀には、2021年に再建された極楽橋がデザインされ、歴史的な美しさを強調しています。また、商品の呼称である「御城之口餅」とは、この地域で愛され続けている伝統的なお菓子です。一般的には「うぐいす餅」とも呼ばれており、その名の通り、うぐいす色で彩られています。
さらに、春の訪れを感じさせる桜をイメージした淡いピンク色が施されており、これまでのパッケージとは異なる新鮮なビジュアルが特徴です。このパッケージは、商品だけでなく奈良の魅力をも伝える役割を果たしています。
歴史に裏打ちされた味
「御城之口餅」は、創業400年以上を誇る本家菊屋が自信を持って提供する伝統的な和菓子です。その始まりは、豊臣秀吉の弟である豊臣秀長公が菊屋治兵衛に茶会のお菓子を依頼したことからスタートしました。その後、秀吉公に非常に喜ばれたことで「鶯餅」という名を賜り、今日の「御城之口餅」と呼ばれるようになりました。
このお菓子は、厳選された国産小豆を使った贅沢な餡と、自家製の餅が組み合わされています。使用する小豆は、特に最高級とされる丹波大納言を使用し、触感と味わいを大切にしています。餡を作るために使われる伝統的な砲金の大釜は、火力が強く、短時間で委託できるため、仕上がりが一層美味しくなります。
今後の展望
本家菊屋は、今回受賞した結果をもとに、さらに奈良・大和郡山の魅力を発信するための取り組みを強化していく方針です。地域の観光施設と連携し、SNSなどを通じてその魅力を広めていくとのこと。また、地元の方々や観光客に対して、より多くの方に「御城之口餅」を味わっていただくための活動を続けていく予定です。
商品詳細
- - 商品名: 御城之口餅6個入(大河ドラマ放送記念パッケージ)
- - 価格: 1本税込800円
- - 販売店舗: 本家菊屋本店(奈良県大和郡山市柳1-11)
奈良店、近鉄奈良店、橿原店、真美ケ丘店、生駒店など、さまざまな店舗で取り扱い中
長い歴史の中で培われた味わいと、地域の魅力が詰まったこの商品を、ぜひ手に取ってみてください。