丹波篠山「山の芋フェア」のご紹介
いよいよ迎える季節の風物詩、丹波篠山での「山の芋フェア」。兵庫県丹波篠山市が誇る伝統野菜「山の芋」が収穫の時期を迎え、本年もフェアが開催されます。山の芋は、栽培に手間と時間を要するため生産量が限られた珍しい食材です。ぜひ、この旬の味わいを楽しんでください。
山の芋フェアの概要
2023年11月22日から2024年2月1日まで、丹波篠山ブランド産品戦略会議が主催する「山の芋フェア」が実施されます。今回のフェアには、地元の飲食店や直売所が39店舗参加し、山の芋を使った特別な料理や商品を提供する他、プレゼントキャンペーンも行われます。
特に注目したいのが、「丹波篠山とろろご飯セット」のプレゼントです。応募方法はアンケートへの回答が必要となりますが、抽選で豪華なセットが当たります。丹波篠山の豊かな自然と名産品を楽しむまたとない機会です。
丹波篠山ブランド産品戦略会議の意義
このフェアは、丹波篠山市の特産物の生産力を高めるために活動する団体、丹波ささやま農協、丹波篠山市、兵庫県が連携して実施しています。これにより、地域活性化とともに食文化の振興も図られています。
自然とともに育まれた「農都のめぐみ米」
農都のめぐみ米は、兵庫県の基準に基づき農薬や化学肥料の使用を50%以上抑えて栽培されています。このお米は、環境を配慮し、生き物も大切にする農業の成果です。地元の農家たちは、地域の子供たちと共に田んぼの生き物を学び、農業の大切さを伝えています。
山の芋とその魅力
山の芋は、昔から丹波篠山で栽培されてきた伝統の食材です。その独特の粘り気や白さが特徴で、和菓子や懐石料理にも用いられています。栽培には手がかかり、1つの種芋から1つだけ収穫できるため、希少性のある食材となっています。
11月初旬から店頭に並ぶ新物は、秋から冬にかけての丹波霧の中で収穫され、その濃厚さが魅力です。冬には牡丹鍋に、夏には冷たいとろろそばなど、季節ごとに楽しむことができるのもポイントです。
山の芋を通しての健康効果
山の芋は、食物繊維やビタミンB群、カリウムが豊富で、疲労回復や便秘の予防に効果があります。これを食べることで、健康維持にもつながります。このように、美味しさだけではなく、健康面でもサポートする食材なのです。
合格祈願と山の芋
さらに、丹波篠山市の山の芋は、合格祈願にも使用されています。JA丹波ささやま特産館では、すりおろした山の芋が合格お守りとして販売され、受験生たちが成功を祈願するために多くの人が訪れています。
おわりに
この秋から冬にかけて、丹波篠山の「山の芋フェア」を訪れて、その美味しさを体験してみてはいかがでしょうか。新鮮な山の芋を味わうだけでなく、地域の文化や農業への理解を深めることができる貴重な体験です。是非、旬のこの時期に訪れて、特別な味わいを堪能してください。