おにぎり両極化時代
2025-02-07 13:41:16

2024年のコンビニおにぎり市場調査:安価から豪華までの両極化トレンド

2024年のコンビニおにぎり市場調査



一般社団法人おにぎり協会が実施した『コンビニおにぎり人気調査2024』では、市場のトレンドが明確に浮かび上がりました。2024年は、安価な商品と豪華なボリューム系商品が共存する両極化の時代が到来しています。

調査概要


この調査は、全国の主要コンビニ四社(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ)を対象に、2024年1月から12月にかけて実施されました。最近の原材料の高騰や、生活者のニーズに応じた商品戦略が、コンビニおにぎり市場にどのような影響を与えているのかを探ります。

コストパフォーマンスとボリュームがカギ


2024年のコンビニおにぎり市場では、「コスパ」と「ボリューム」が重視されています。価格を抑えつつ満足感を提供することで、低価格帯の定番商品と、ボリューム満点なおにぎり新作が人気を博しました。

セブン-イレブンでは「うれしい値!」を導入し、主力商品をリーズナブルな価格に。ローソンの「盛りすぎチャレンジ」では通常よりも47%増量したおにぎりを展開し、ファミリーマートは「サンドおむすび」や「SPAM®むすび」など高価格帯のおにぎりが好評です。

人気おにぎりランキング


全てのコンビニでの調査結果から、定番の「ツナマヨネーズ」と「鮭」が依然高い人気を保持しています。特に「ツナマヨネーズ」は全店舗で1位を獲得しており、広い世代に親しまれています。価格を見ると、ミニストップやセブン-イレブンはリーズナブルな価格を掲げ、ファミリーマートやローソンではやや高めの設定が目立ちます。しかしそれでも、多くの人々がかつてないほど「おにぎり」を楽しんでいる様子が浮き彫りになりました。

購買層の分析


おにぎりの人気製品は主に40代から50代の男性に支持されていますが、実は40代女性も一定のシェアを持っていることが確認されています。例えば、ローソンの「シーチキン®マヨネーズ」やファミリーマートの「手巻紅しゃけ」は、女性にも人気があります。

新作おにぎりと消費トレンド


2024年の新作おにぎりは、ボリュームと具材の充実が際立っています。「具!おにぎり」や「サンドおむすび」など、従来のおにぎりにとどまらない斬新な商品が続々登場しています。また、消費者のタイパ(時間対効果)を意識した商品開発が進んでいるため、現在のトレンドがどのように進化していくかが注目されています。

インバウンド需要の影響


最近のインバウンド需要も後押しとなり、おにぎり全般の売り上げは好調に推移しています。日本を訪れる観光客が増える中で、安価なおにぎりが非常に魅力的な存在となっていることも影響しているでしょう。特に、現地のおにぎりは海外のものよりも高品質で割安感があるため、訪日観光客にとって魅力的な選択肢となっています。

まとめ


2024年のコンビニおにぎり市場は、安価なおにぎりから贅沢なおにぎり商品まで、多彩な選択肢が広がりを見せており、ますますの進化が予想されます。このような両極化のトレンドは、今後も消費者のニーズに応じてしっかりとした基盤を形成していくことでしょう。おにぎり協会は、今後もさらなる調査を実施し、食文化の普及に寄与していくことを約束します。


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