SHIROが徳島県那賀町と共に進める農業活性化
株式会社シロは、2025年7月22日(火)に徳島県那賀町と「地域農業活性化包括連携協定」を締結しました。これは、同社が生産する木頭ゆずの供給の安定化と地域の農業振興を目的とした取り組みです。
SHIROは2011年にフレグランスシリーズからゆず製品を開始し、2015年からは生の木頭ゆずを使用した製品の開発に取り組んできました。特に、那賀町の黄金の村での蒸留を通じ、2017年にはフェイスミストやオイルインウォーターといったスキンケア製品を発表しました。今年の4月には新たに精油量が増加した4つの新製品を定番として加え、多くのお客様から支持されています。しかし、木頭ゆずの原料が不足しており、製造数が追いつかない状況が続いています。
この協定により、SHIROは那賀町に企業版ふるさと納税を寄附し、木頭ゆず製品をふるさと納税の返礼品として提供します。那賀町はこの納税によって得た税収を農産物の生産者の経営安定と木頭ゆずの消費拡大に役立てる予定です。SHIROは、木頭ゆずの廃棄部分を活用した製品の製造に努めます。このように相互に利益を生む仕組みを構築することが目指されています。
木頭ゆず生産に関する7つの連携事項
1.
園地の拡大: 生産量を増やすための施策を講じます。
2.
安定した供給体制: 安定した木頭ゆずの供給を確保します。
3.
新規担い手の創出: 若手生産者の参入を促進します。
4.
有害鳥獣対策: 農作物を守るための対策を講じます。
5.
所得向上: 生産者や加工・販売業者の所得向上に貢献します。
6.
廃棄物の低減: 加工時に排出される廃棄残渣量を減少させます。
7.
その他生産に関する事項: 他の重要な連携事項に取り組みます。
このプロジェクトを通じて、SHIROは地域の人々と協力し、木頭ゆずの生産体制を向上させ、製品を円滑に提供できることを目指しています。これにより、地域の経済活性化を実現し、持続可能な社会の構築に寄与することを志しています。
SHIROの理念と展開
SHIROは「自分たちが毎日使いたいものをつくる」というシンプルな信念のもと、独自の製品開発を行っています。国内外から厳選した素材を活用し、スキンケアやメイクアップアイテムを提供しています。また、直営店舗の展開に加え、カフェやサロンの運営も行っており、全方位から美しさを追求するブランドです。どの製品もエシカルな信念に基づいて作られており、消費者に愛されています。
2021年からは「みんなのすながわプロジェクト」を推進しており、地域全体の活性化を目指しています。2024年には新たな宿泊施設「MAISON SHIRO」をオープン予定です。このように、SHIROは持続可能でエコフレンドリーな取り組みを進めています。2025年にはさらに国際展開を視野に入れ、韓国でのフィールドワークも計画し、ブランドの確立を進めています。
SHIROは人々の暮らしをより豊かにする製品を届け続けることで、持続可能な開発と地域社会への貢献を両立させていくでしょう。