おしゃれなZ世代のポーチに見る新しいメーク選び
最近見受けられる若者のトレンドを知る上で、Z世代の「ポーチの中身」に注目が集まっています。この世代の女性たちは、自分らしさをどう表現し、選択しているのでしょうか。私たちは今回は、17人のZ世代女性に対する街頭インタビューを通じて、そのリアルなメイクの購買行動と理由を探ります。
ポーチの中身に見るこだわり
昨今、小さなバッグがトレンドとなり、ポーチの中に何を入れるかは個人の価値観やライフスタイルを色濃く反映するようになっています。実際、インタビューの中で浮かび上がったのは、メイクアイテムに対する考え方が「日によって変える派」と「ほとんど変えない派」の二つのタイプに分かれるということ。
変える派のZ世代
日によってポーチの中身を変える人に共通していたのは、行動や予定に応じて「必要なものだけを選んでいる」という意識です。具体的には、21歳のフリーランスの女性は「予定の多い日はフルセット」と言い、友人との日には「必要最低限に抑える」と話していました。このように、ポーチの中身を変えることで、彼女たちの日常のスタイルと気分を反映させています。さらに、19歳の大学生は、会う人や出かける時間によって「直す必要がない仕上がり」と「直す前提のアイテム」を使い分けています。
このような選択の背景には、持続性のある仕上げや肌への負担を考慮した商品選びが伺えます。Z世代はアイテムを選ぶ際、見た目の良さだけではなく、実用性や機能性も重視しているのです。
変えない派のZ世代
一方で、「ほとんど変えない派」の女性たちには毎日使う中で得た信頼感があります。20歳の大学生は「唇が荒れやすいから、リップオイルは固定している」と言い、25歳の美容師は「ポーチの中身は毎日同じ」と話しています。彼女たちはそれぞれ、自分に合ったアイテムを見つけることで安心感を持ち、メイクを楽しんでいるようです。
このように、彼女たちの選択は単なる流行ではなく、過去の経験や自身の肌に合ったアイテムによるものであることがわかります。普段から自分に合うアイテムを定め、毎日のメイクを簡略化しているのです。
最適化された選び方
おしゃれなZ世代が示すのは、「定番」から「最適化」へとシフトしていることです。ミニバッグのトレンドにより、持ち物を厳選する意識が高まっているのです。そして、コスメの機能性が向上し、直す必要が減ったことも関与しています。選ぶ基準がしっかりしていることで、彼女たちがポーチに入れるのは、自分らしさを反映するアイテムや、自分にとって安心できる“絶対的信頼メンバー”に絞り込まれています。
このような選び方に迫ることで、Z世代がどのように自分自身を表現し、新しいメイクや美容のトレンドを築いているのかを理解する手助けとなるでしょう。次回のインタビューでは、変えない派の彼女たちがどのように「絶対的信頼メンバー」を選んでいるのか、深掘りしていく予定です。彼女たちの価値観や美容に対する思いを探り、その中に潜む次なるトレンドを見つけることを楽しみにしています。