レティシア王妃、アドルフォ・ドミンゲス本社を訪問
2026年7月24日、スペインのガリシア州オウレンセにあるアドルフォ・ドミンゲスの本社を、スペインのレティシア王妃が訪問しました。この訪問は、デザイナーズファッションブランドが創立50周年を迎える記念すべき日となり、ブランドの歴史と未来に光を当てる重要な機会となりました。
訪問の背景と意義
レティシア王妃は、本社訪問に先立ち、7月19日にFIFAワールドカップ2026の決勝戦で、翌日の公式接見においてもアドルフォ・ドミンゲスのレッドドレスを連日着用しました。特に、決勝戦でのフレアシルエットのドレスは、過去にも複数回着用されており、王妃のスタイルに対するこだわりを象徴しています。この姿勢は、ブランドの「Repeat More(もっと繰り返し着る)」という理念とも強く結びついています。
アドリアナ・ドミンゲス(エグゼクティブ・チェアウーマン)は、王妃の訪問について「彼女はスペインファッションを見事に体現されています」と述べ、王妃がブランドのデザインを特別な瞬間に選んでくださったことに感謝の意を示しました。さらに、王妃が日常的に店舗を訪れて商品選びを行っていることも、ブランドへの親しみを感じさせます。
本社内の視察と交流
王妃は創立50周年に関するプレゼンテーションに出席後、2026年春夏コレクション「Zenit」を展示するショールームや、デザイン・パターン部門などを訪問しました。社員と直接交流し、素材や制作工程についての説明を受け、ブランドのものづくりの過程を身近に体験しました。
訪問の最後には、本社の従業員との記念撮影も行われ、王妃との距離感が縮まる瞬間が共有されました。アドルフォ・ドミンゲスは、創立から50年たった現在も、地域に根差したものづくりを続けており、本社には約310人、世界中では約1,000人の従業員が活躍しています。
王妃のスタイルとファッションへの思い
訪問当日、レティシア王妃はイエローを基調にしたミディドレスを選びました。そのデザインは、夏らしい軽やかさとエレガンスを兼ね備えており、Vネックや肩、ウエストに施されたギャザーが印象的です。さらに、同ブランドの「Dorna」バッグを合わせたスタイルは、50周年という特別な節目にふさわしいものとなっています。
アドルフォ・ドミンゲスの哲学
アドルフォ・ドミンゲスは、1976年に始まった小さな仕立て店から成長し、サステナブルなファッションを提案しています。「La arruga es bella(しわは美しい)」というメッセージを通じて、素材の不完全さが持つ美しさを尊重し、人々の自由を大切にしたデザインを展開しています。今回の訪問では、テキスタイルイノベーションの研究や、スペイン産コットンを使用したカプセルコレクションも紹介されました。
特に、王妃が関心を示したのは、ガリシアにおける亜麻の栽培再生を目指した「Iniciativa Galega polo Liño」です。このような地域に根ざした取り組みを通じて、アドルフォ・ドミンゲスは次の50年に向けた新たな一歩を踏み出しています。
アドルフォ・ドミンゲスは、今後も地域の伝統や技術を、現代のデザインに結びつけながらその精神を受け継いでいくことでしょう。彼らのファッションがどのように未来を築いていくのか、これからも目が離せません。