アグリテックが切り拓くスマート農業の未来と食卓への影響

「Techでつなぐ畑から食卓の間」セッションが開催されます

2025年9月4日、福岡のVenture Café Fukuokaにて、興味深いトークセッション「Techでつなぐ畑から食卓の間」が行われます。このイベントは、アグリテックの進化と、それが私たちの食生活に与える影響について考える場となります。デジタルトレーサビリティや産直ECを通じた新しい流通モデルに焦点を当て、持続可能なフードシステムの構築を模索します。

背景と現状

最近では、野菜の価格が平年比で3倍を超える事態が続き、また米価の高騰が“令和の米騒動”と呼ばれるほどの影響を与えています。私たちの食卓を支える供給体制がいかに不安定であるかを実感させる現状。そして、今こそアグリテックと流通DXを駆使して「畑から食卓」までのつながりをリデザインする必要があります。

セッションの内容

このセッションでは、以下のようなトピックが取り扱われる予定です：

1. デジタル追跡技術の活用：Geo Boxによる先進的な追跡技術が、どのように農産物の流通を変革し、消費者との信頼関係を築くのか。
2. 産直ECの事例：生産者と消費者を直接結ぶ伴走モデルの成功事例も紹介され、消費者が生産者に寄り添った新たな取引の形が探求されます。
3. パネルディスカッション：多様な専門家が集まり、それぞれの視点からアグリテックの未来と持続可能なフードシステムの設計について意見を交換します。

モデレーターと登壇者の紹介

モデレーターは、welzoに所属する野々下萌氏。彼女は、スマート農業関連のプロジェクトを推進し、海外調査も手掛けています。また、有数の専門家として渡邉賢一氏が登壇し、価値デザインの観点からアグリテックの現状について発表します。鹿児島出身の大薗順士氏は、地域の農業の未来について語り、ichiba（ichi）での食文化の重要性を説きます。さらに、welzoの古川光も技術的視点から、栽培管理AIなど現在の農業技術革新をお伝えします。

参加者の対象

このイベントは、農業関係者、食関連業界の方々、起業家及び研究者はもちろん、一般の方々にも大いに関心を持たれるテーマです。特に一次産業に興味がある方々はぜひご参加いただきたいです。私たちが日常的に消費している食材が、どのように生産されているのか、またどのような技術がその裏にあるのかを知る良い機会です。