幻の杉田梅林の復活を祝う「第4回 杉田梅まつり」
2025年の2月、横浜市磯子区の牛頭山妙法寺で「第4回 杉田梅まつり」が開催されます。このイベントは、過去に栄えていた杉田梅林を再び賑わわせるために地域の皆さんが立ち上げたもので、毎年多くの観梅客を歓迎することを目指しています。
杉田の歴史は1573年に遡ります。当時の領主、間宮信繋が農地には適さないこの地に梅を植え始め、その数は1600年代には36,000株に達しました。このようにして杉田が江戸に知られる梅の名所となり、周囲には多くの観梅客が訪れました。この地域の梅林の雰囲気は、初代歌川広重の浮世絵「武州杉田の梅林」にも描かれています。
さらに、日米友好の象徴として名高いエリザ・シドモア女史の著書にも、当時の妙法寺での観梅の魅力が記されています。このようなバックボーンを持つ杉田梅林は、歴史を感じることができる特別な場所です。
コロナ禍においても、杉田梅のまち実行委員会は2022年にオンラインでのライブを実施し、2023年には100年ぶりにリアルな梅まつりを成功させました。2024年には5500人以上の来場者を迎え、ますます注目を集めています。
今回の梅まつりでは、地域に根ざした文化を再継承しながら100年続くイベントを目指しています。様々な企業・団体が協賛し、個人の寄付も受け付けて実施されます。梅まつりでは、照水梅という名木や、横浜芸者の伝統的な歌舞、さらには地元のミュージシャンによるレゲエ、ジャズ、ポップスなど多彩なパフォーマンスが催されます。子供から大人まで楽しめるアクティビティも用意されています。
特に注目すべきは、磯子区出身のレゲエアーティスト「CHOZEN LEE」が初めて出演することです。彼は幅広い音楽スタイルで人気を集めていますので、ぜひチェックしてみてください。また、地元の俳優や芸人も参加し、様々な視点からこのイベントを盛り上げます。
さらに、訪日外国人や在日外国人向けに、日本語と英語で進行するステージも設けられています。呈茶体験やお琴体験など、日本文化を体験できる機会も豊富です。開催に合わせて、梅にちなんだ商品を取り扱う商店街の店舗も登場します。
最後に「杉田梅まつり」の詳細を少しご紹介します。
- - 日付:2025年2月15日(土)~16日(日)
- - 場所:牛頭山 妙法寺(神奈川県横浜市磯子区杉田5-3-15)
- - 主な内容:観梅、文化ステージ、梅コラボ商品の販売、子供向けゲームなど盛り沢山。
地域の皆さまの熱い思いが詰まったこのイベント、ぜひ参加してください!
詳しい内容や最新の情報は、
公式ホームページをチェックしてみてください。