キユーピーと青山学院大学が共に目指す持続可能な食の未来とは
キユーピー株式会社と青山学院大学が手を結び、2024年12月よりスタートする「おいしいで変わる未来!キユーピー×青山学院大学プロジェクト」が話題になっています。このプロジェクトは、「地球と人の双方が持続可能な食生活を実現する」というキユーピーのコンセプト、GREEN KEWPIEに賛同した同大学経営学部の学生たちが中心となり、プロジェクトを推進していくものです。
GREEN KEWPIEブランドとは
GREEN KEWPIEは、健康や環境への配慮を基にしたプラントベースのフード製品を展開するキユーピーの新しいブランドです。これには、卵を使用せずにコクと旨味を引き出したマヨネーズや、卵のような食感と豊かな風味を実現した製品が含まれています。これらの商品は、現代人の健康志向に応え、持続可能な食の選択肢を提供することを目指しています。
プロジェクト発足の背景
このプロジェクトは、青山学院大学の経営学部が主催した学生参加型のコンテスト、AMCA(Aoyama Marketing and Creative Award)を通じて実現しました。このコンテストでは、学生がメーカーのブランドマーケティングに関する提案を行い、実践的な経験を得る機会が与えられます。キユーピーのブランドであるGREEN KEWPIEが対象に選ばれ、そのおいしさをどのように広めるかがテーマとなりました。
最終審査では、161名の学生が参加し、その中から選ばれた2チームがプロジェクトに採用されました。ここから、企業と学生が共に参画する新しい形のマーケティング施策の開発が始まったのです。
プロジェクトの活動内容
プロジェクトの初期段階では、学生たちがGREEN KEWPIEの理念やプラントベースフードの意義を深く理解するための学びから始まりました。続いて、各チームは具体的なマーケティング施策の発表を行い、キユーピーからフィードバックを受けるという形で、実現に向けた具現化作業が進められました。六ヶ月にわたる試行錯誤のうち、「Green Campus」というコンセプトの企画が採用され、秋ごろに青山キャンパスで実施される見通しです。
企業と学生の相互作用
このプロジェクトの最大の特徴は、企業と学生が共に学び合う場を持つことです。学生たちがマーケティング手法を学びながら考案した施策は、キユーピーにとっても新しい視点を得られる貴重な機会です。キユーピーの取締役・濱崎伸也氏も、「学生の柔軟な発想が新たな推進力になることを期待しています」とコメントしており、学校側もこの共創が双方にとって有意義なものになると強調しています。
未来に向けた期待
このプロジェクトは、2024年12月から2025年11月までの1年間の活動が予定されており、学生たちはキユーピーのマーケティングに関する知識や経験を直接学ぶことができます。青山学院大学の北村恵太さんも、企画が実現することに喜びを表しています。彼は実践的な学びの機会に感謝し、GREEN KEWPIEの魅力を広める重要な役割を果たす意欲に満ちています。
全体を通じて、キユーピーと青山学院大学のプロジェクトは、若者と企業が共に新しい価値を生み出す素晴らしい例であり、持続可能な未来を見据えた一歩と言えるでしょう。