下妻市と東洋ライス株式会社の新たな連携協定
茨城県の下妻市が、東洋ライス株式会社と包括的な協力関係を築くことを決定しました。この協定は、地元産のお米を活用した健康促進や食育の推進、さらには農業の振興を通じて地域の活性化を図ることを目的としています。協定は令和7年12月18日に締結されました。
特に注目されるのが、下妻市産の生米を「金芽米」に加工する取り組みです。これは、東洋ライスの技術によって、栄養価の高い玄米をそのまま活かした美味しいコメとして提供されるものです。“金芽米”は、従来の精米加工では失われてしまう栄養分や旨味成分が多く残っており、健康への効果が期待されています。そして令和8年1月には、この金芽米を新成人約370人と、小学1年生の新入生約250人に贈呈する計画があります。
地域活性化のための多角的なアプローチ
協定の内容は多岐にわたり、以下のような各分野の取り組みが推進されます:
- - 農業振興
- - 市民の健康増進
- - 食育の推進
- - 地産地消の促進
- - 防災・減災の取り組み
- - 情報発信の強化
- - スポーツ振興の支援
これらの取り組みは、下妻市の特性を活かしながら、地域住民の健康や豊かな生活を支えるために計画されています。実際に金芽米の継続的な摂取は健康に良いという研究結果も発表されており、食育の面でも大きな効果が期待されています。
下妻市の魅力と特徴
下妻市は茨城県南西部に位置し、筑波山のふもとに広がる美しい田園都市です。市の面積は約80.88平方キロメートル、人口は41,136人(2025年11月時点)で、都心からのアクセスも良好です。市街地には小貝川や鬼怒川が流れ、四季折々の自然を楽しめるスポットが多数あります。また、茨城百景にも選ばれた砂沼の桜並木は特に有名で、「花のまち」としても親しまれています。
地域の農業は発展しており、下妻市は茨城県内でも名高い米どころです。地域の特産品を活用した新たなビジネスモデルを構築することで、地元経済の活性化にも貢献しようとしています。
東洋ライスの企業理念
1961年に設立された東洋ライス株式会社は、金芽米や無洗米の製造・販売を行う企業として知られています。滋養豊富な米の加工技術に定評があり、品質の高い商品を提供することを目指しています。シンプルな商品構成ながら、消費者にとって必要不可欠な食材を届けるために日々努力している会社です。
この下妻市との連携を通じ、地域の健康づくりや食育の重要性を再認識し、持続可能な地域社会の実現に貢献できることを願っています。今後の展開にぜひご注目ください。