神戸市立中学校の生徒たちが手作りで子どもたちを応援するプロジェクト

病気と闘う子どもたちに、温かい手作りのぬくもりを届けたい——。そんな想いから『CVカテーテルカバー寄贈プロジェクト』が神戸市教育委員会と株式会社フェリシモの協力により神戸市の中学校でスタートしました。本プロジェクトは、ひとりの中学生の発案がきっかけとなっており、医療を支える新たな官民連携の社会福祉活動へと発展しています。

プロジェクトの概要

2025年9月19日、神戸市立有野北中学校の1学年で、約120名の生徒が「総合的な学習の時間」を使い、CVカテーテルカバーの製作や関連情報の収集を行う探究学習に取り組みました。プロジェクトの初めに、フェリシモの担当者が企業の社会貢献活動や本プロジェクトの趣旨を説明し、そこから生徒たちの活動が始まりました。

全体講話と製作授業

生徒たちは、フェリシモの「ともにしあわせになるしあわせ」というコアバリューを通じて、社会貢献活動の重要性に気付くことができました。その後、被服教室に移動し、カテーテルカバーの製作に取り組みました。約60名の生徒が班に分かれて、一つ一つ手作りでカバーを作成しています。製作中は生徒たちが真剣な眼差しで取り組んでおり、彼らの想いが込められたカバーが仕上がっていく様子が印象的でした。

生徒たちの思い

「自分たちが作ることで少しでも助かる人がいると考えると、楽しく製作できます。」「自分の手で作ったものが誰かの役に立つと考えると、作業が嬉しいです。」といった生徒たちのコメントからは、彼らの温かい想いが伝わってきました。オリジナルのデザインや工夫を凝らしながら、心を込めて製作したカバーは、入院中の子どもたちに喜ばれることでしょう。