ドラマ『HEART ATTACK』ノミネート
2025-11-26 13:45:32

ドラマ『HEART ATTACK』がアジアテレビ賞にノミネート!音楽の力で描く新たな物語

ドラマ『HEART ATTACK』がアジアテレビ賞にノミネート!



株式会社Black Cat White Cat Music(以下、BCWCM)が手掛けたドラマ『HEART ATTACK』が、11月28日と29日にインドネシアのジャカルタで開催される「30th Asian Television Awards」において、Best Drama Series部門にノミネートされました。この作品は、キャストとして寛一郎さんと三浦透子さんが出演し、3月にはFODで全話配信されました。

音楽が体現するキャラクターと世界観



BCWCMが制作した劇伴は、単なる背景音楽ではなく、登場人物や物語の世界観を音で表現することを重視しました。物語の中心には、特殊能力を持つ「ヴァリアント」と彼らを制圧しようとする「VCM」という対立する機関があります。音楽はこの二つの立場を象徴するものとして設計されており、両者の違いが音にも表れています。

迫害的立場にあるVCMの場面では、インダストリアルで無機質な音が使用され、感情を一切感じさせないように作られています。一方で、ヴァリアントたちにはオーガニックで人間味のある音楽が取り入れられ、彼らの内面的な葛藤や感情の動きが浮かび上がる仕掛けになっています。この音楽的対比が、視聴者に深い感情移入をもたらす要因となっています。

視覚との調和



さらに、視覚的要素と音楽の融合も重要なテーマの一つです。例えば、スラムに住むヴァリアントの描写シーンでは、缶を叩く音を利用し、リアルな環境音で視聴者を物語に引き込みます。また、約20~30曲のテーマ楽曲を物語の進行に合わせてリアレンジし、キャラクターの成長や心理の変化を音で表現することも試みられました。

数々の賞を受賞



実際、本作は9月には台湾の台北で行われた「ContentAsia Awards 2025」において、Best Drama series made in Asia for Regional and International Market部門で銀賞を受賞しています。これは『HEART ATTACK』の高いクオリティが国際的にも認められている証と言えるでしょう。

制作チームの思い



音楽ディレクターのErik Reiff氏と音楽プロデューサーのKenny Dallas氏、アシスタント音楽ディレクターのRyu Suigimaru氏は、視覚と音楽が融合することで物語がどのように豊かになるかを意図して制作したと語っています。従来の日本ドラマの手法とは一線を画したアプローチで、フジテレビも新しいアイデアをオープンに受け入れる姿勢を見せたことに感謝しています。

Black Cat White Cat Musicとは



Black Cat White Cat Musicは、2018年に創立され、東京、ロサンゼルス、タリンを拠点とする音楽エージェンシーです。幅広いネットワークを活かし、世界各国のアーティストとコラボレーションし、国境を越えた音楽制作を実現しています。日本の音楽を世界へ、そして海外の音楽を日本に届ける役割を担っているのです。

まとめ



ドラマ『HEART ATTACK』は、音楽の力によって新たな物語を紡ぎ出し、視聴者に深い感動を与えています。音楽制作の新しい可能性を体現する本作に今後も注目していきたいですね。これからの活躍にも期待が高まります。


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