『第52回 能と狂言の鑑賞会 -須磨夢幻vol.2-』
2025年10月4日土曜日、東京都渋谷区の国立能楽堂で『第52回 能と狂言の鑑賞会 -須磨夢幻vol.2-』が開催されます。この本公演は、兵庫県神戸市の須磨に因んだ作品を特集したもので、観客にとって特別な体験を提供することを目的としています。
プログラムの見どころ
今公演のハイライトは、能『玄象』の上演です。この作品は、村上天皇をテーマにしたスケールの大きな物語で、能楽師シテ方の坂真太郎氏が初めてその主役に挑むことが注目されています。さらに、重要な役どころとなる「ツレ・藤原師長役」には、観世会で活躍する武田文志氏が出演されます。これは、伝統芸能ファンにとって感慨深い共演となることでしょう。
また、人間国宝に認定されている野村万作氏とその御令息である野村萬斎氏が共演する狂言『薩摩守』も注目です。この演目は、須磨の浦で討死した「平忠度」をテーマにしており、世代を超えた親子の共演が観客を魅了します。さらに、仕舞でも『敦盛』『松風』『須磨源氏』といった須磨に因んだ演目が揃い、狂言や仕舞を通して日本の伝統に触れる貴重な機会となります。
トークセッション
公演の冒頭には、林望先生による特別トーク「須磨の浦に去来するもの」も予定されています。これにより、観客は演目に関連する背景も知ることができ、より深い理解を持ってパフォーマンスを楽しむことができるでしょう。
チケット情報
チケットは現在、カンフェティにて発売中です。公演は正午に開場し、13時に開演する予定で、上演時間は約3時間となっています。
チケット料金は、正面席が8,500円、脇・中正面席が6,000円、学生GB席は特別価格で2,500円(カンフェティ限定で1,000円割引の特典あり)です。これにより、本来の8,500円が7,500円で観ることができ、学生にも嬉しいチケット価格となっています。
まとめ
『第52回 能と狂言の鑑賞会 -須磨夢幻vol.2-』は、須磨にインスパイアされた作品群を通して、伝統的な日本の芸能の深みを感じられる貴重な機会です。ぜひこの機会に、能と狂言が織りなす美しい世界に触れてみてはいかがでしょうか。カンフェティの公式サイトでのチケット情報もチェックしてみてください。
公演を通じて、観客が日本文化の素晴らしさを再発見し、素敵な時間を過ごすことができるように、主催者一同心より願っています。