ハラール認証の舞台裏
2026-06-01 11:22:28

ハラール認証再取得の舞台裏を探るシンポジウムレポート

ハラール認証再取得の舞台裏を探るシンポジウムレポート



2026年5月17日、名古屋にある中京大学で、日本ハラールサイエンス学会によるシンポジウムが開催されました。この大会では、第一工業製薬の代表取締役社長、山路直貴氏が招待講演を行い、ハラール認証の再取得について詳細を語ったのです。

ハラール認証再取得の背景



まず、ハラール認証とは、イスラム法に則った品質保証の一つであり、特に食品や化粧品業界で重要視されています。第一工業製薬は、ショ糖脂肪酸エステル「DKエステルシリーズ」および「SISTERNAシリーズ」の製品において、一度中断された認証を2025年に再取得。その理由や経緯について講演が行われました。

講演では、まず認証中断の理由として、製品の品質確認や材料調達のルール遵守が不十分であったことを挙げていました。それに対して、再取得に向けてどのような対策を講じたのかが、具体的な事例を通じて説明されました。たとえば、製品の製造過程でのトレーサビリティを強化し、全ての成分がハラール基準を満たしていることを確認したということです。

認証再取得までの道のり



山路社長は、認証再取得の過程で数多くの課題に直面したことも明かしました。特に、取引先と円滑にコミュニケーションを取りながら、ハラール関連の知識を共有し、理解を深めることが重要であったと強調。その上で、再取得のための具体的なアクションプランを立て、実行していった経緯が詳述されました。

特に印象的だったのは、社員全員がハラールの重要性を理解するための研修や勉強会を行ったことです。この取り組みによって、企業全体でハラール認証の理解が深まり、その結果として、再取得のタイミングを無事に迎えることができたとのこと。

今後の展望



再取得が完了した今、第一工業製薬は拡大するハラール市場に注目し、さらなる認証製品の展開を目指しています。山路社長は、特に東南アジアやトルコ市場への進出を視野に入れており、既存の取引先と連携した対策を強化する意向を表明しました。これにより、顧客の多様なニーズに応える製品開発を進めていくそうです。

最後に、これからの業界の変化に柔軟に対応し、顧客の期待に応えることで、企業の成長を促進していく姿勢を強調し、講演は締めくくられました。

このシンポジウムでの講演は、ハラール認証に対する正しい理解を促す大きな機会となったのではないでしょうか。第一工業製薬の今後の動向に、ぜひ注目してみてください。


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