SNIDELのリサイクル裏地
2025-10-22 11:56:39

ファッション界の新しい試み!SNIDELが展開するリサイクル裏地の取り組み

SNIDELが取り組む衣類循環モデルの構築



ファッションは時代と共に進化し続けていますが、その中でもサステナビリティへの関心が高まっているのは間違いありません。特に、衣類の生産過程での廃棄物削減を目指す動きが強まっている中、株式会社マッシュスタイルラボが展開するレディスファッションブランド「SNIDEL(スナイデル)」が新たな取り組みを発表しました。これには、伊藤忠商事株式会社および株式会社三景との協業が重要な役割を果たしています。

1. 裁断くずをリサイクルする新モデル


今回の取り組みでは、SNIDELの製品生産過程で発生する裁断くずを回収し、環境に配慮した素材「RENU(レニュー)」として再資源化されます。さらに、この再生繊維から三景が製品の裏地を供給し、循環型リサイクルを実現します。これにより、2026年からリサイクル裏地を採用した商品が登場予定です。

2. 環境負荷の軽減に向けた目的


この取り組みの背景には、ファッション業界の環境負担を軽減する必要性があります。日本国内だけでも、年間約48万トンの裁断くずが産業廃棄物として処理されている現実に直面しています。このプロジェクトを通じて廃棄物をリサイクルし、CO2排出量の削減や資源の最大限の活用を目指しています。

3. RENUプロジェクトとの連携


伊藤忠商事が推進するRENUプロジェクトでは、使用済み衣類や生地片の再資源化を行い、リサイクルポリエステル素材の開発に成功しています。このプロジェクトの一環として、今回の協業が実現しました。マッシュスタイルラボの岩木久剛氏は、裁断くずを「大切な資源」として扱うことにより、ものづくりの在り方を再考する重要な契機になると述べています。

4. 3社の思いが結実


マッシュスタイルラボ、伊藤忠商事、三景の3社が協力することで、衣類の生産から消費に至るまで、環境への配慮を強化しています。今後もSNIDELを通じてリサイクル裏地を採用した商品が拡大されることで、持続可能なファッションの実現を目指します。SNIDELの商品を購入することで、消費者も環境を意識した選択に参加できる機会が増えるでしょう。

5. 未来への展望


今後、SNIDELブランド内のすべて裏地の商品がこのリサイクル素材を使用することを目指しています。これが実現すれば、CO2排出量は年間38トン、水使用量は127,000リットルの削減が可能です。持続可能な社会への一歩として、このプロジェクトは非常に意義深いものとなるでしょう。

この新しい試みを通じて、ファッション業界がどのように変化し、環境に優しい未来を迎えるのか、今後の展開に注目が集まります。


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