地元の子ども達が生み出した鳴門の新名物!
徳島県鳴門市にある「子ども第三の居場所」では、地元の子ども達が新しい名産品を開発するためのプロジェクトが進行中です。この取り組みは、地元企業であるナルトベース(ブエナピンタ株式会社)や、梨の生産者であるフルーツガーデンやまがたの協力を得て実施されています。
プロジェクトの背景
この活動は、子ども達が地域の食文化を学びながら、自己表現の場を持つことを目的としています。過去5ヶ月間、参加した子ども達は、専門家からの指導を受けながら、梨を使ったオリジナルパンのアイデアを練り上げてきました。農林水産省の勝野美江氏から食文化や食品ロスについて学び、また、地元の梨農園を訪れ、梨の生産過程や生産者の思いを直に聞くなど、貴重な体験をしています。
プレゼン大会の実施
今月末に迫ったプレゼン大会では、彼らが考案した創作パンのアイデアを地元企業や生産者の前で披露します。優れたアイデアは、ナルトベースにて試作され、2026年春頃には専用の販売ブースが設けられる予定です。このプロジェクトは、子どもたちが自らの発想で地域の名産品を作り出す楽しさを体感するだけでなく、食育にもつながる学びの場としての役割を果たします。
地元企業との連携
ナルトベースは、「“おいしい”を鳴門から世界へ」という理念を持ち、地域の食材を活かした新しい商品を提供しています。選ばれた創作パンは、地域の特色を反映した魅力ある商品として、地元外への発信を目指しています。また、フルーツガーデンやまがたは、100年以上にわたって地域で梨やいちごを育て、観光農園としての活動も行っています。このプロジェクトを通じて、子ども達が地域の農業や食文化に興味を持つきっかけになることを期待しています。
社会的意義と未来
このような活動はNPO法人ふれあい福祉の会山びこへるぷが運営する「子ども第三の居場所」の一環として進められており、地域の子ども達が将来に向けて生き抜く力を育む重要な場です。子ども達は、安心して自分の意見を表現できる環境で、他者とのつながりや社会での役割を実感しながら成長しています。
おわりに
このプロジェクトは、地域の子ども達が積極的に参加し、コミュニティ全体が支援することで成り立っています。地元の子ども達が創り出す新しい名物がどのように育まれるのか、そして、それが地域に与える影響にぜひ注目して欲しいと思います。プレゼン大会の成功を祈りつつ、鳴門の新しい魅力が発見されることを楽しみにしています。