Jオーケストラ、カーネギーホールでの公演決定
医療従事者で構成されるJオーケストラが、音楽の聖地カーネギーホールで2025年7月18日に特別なコンサートを開催します。この公演では、ドボルザークの交響曲第9番『新世界より』が演奏される予定です。この演奏は、1893年にドボルザーク自身の指揮で初演された歴史的な舞台での再演でもあり、同オーケストラの意義ある取り組みを感じさせます。
Jオーケストラとは
Jオーケストラは、医師、歯科医師、薬剤師、看護師などの医療従事者と医療系学生から構成されており、約100名のメンバーがいます。彼らは「音楽から生まれる共鳴・共感が社会の安定につながる」という理念のもと、音楽を通じた社会貢献に力を入れています。コロナ禍で抑え込まれていた音楽への情熱を解き放ち、この活動を展開してきました。
コンサートの詳細
- - 名称:2025 J-Orchestra Concert
- - 日時:2025年7月18日 20:00~
- - 場所:ニューヨーク カーネギーホール スターン・オーディトリウム
- - 演目:ドボルザーク作曲:交響曲第九番『新世界より』
- - 指揮:柳澤寿男氏
このコンサートは、医療従事者にとっての自己表現の舞台であり、また観客に向けたエールでもあります。入場は無料で、2,804席のキャパシティが用意されています。
医療者の背景を活かした音楽活動
実行委員長の宮坂厚弘氏(歯科医師)は、「日本の国力低下が懸念される今、ニューヨークに多く居住する邦人に向けてもエールを送りたい」と語っています。日本を代表する国際都市であるニューヨークでのこの公演は、民間外交の一環として、国と国との相互理解を促進する試みでもあります。
指揮者 柳澤寿男氏
このコンサートの指揮者を務める柳澤寿男氏は、多彩な経歴を持つ指揮者であり、国連コソボ暫定行政ミッション下での首席指揮者を経て、地域和平の推進に寄与してきました。彼は国内外での客演も多く、数々の音楽祭やコンサートで活躍しています。音楽への愛情と情熱を持った彼の指揮は、観客に深い感動を与えることでしょう。
メンバー募集
コンサートに向けて、Jオーケストラは新たなメンバーを募集しています。医療従事者だけでなく、医療系学生以外の参加も考慮されています。この機会に、音楽を通じて地域社会に貢献したい方々は、ぜひJオーケストラのホームページから応募してみてください。
新たな音楽の輪を広げよう
Jオーケストラの活動は、音楽を媒介として人々を繋ぎ、共感を生み出すことを目的としています。カーネギーホールでの特別な公演は、在留邦人や音楽ファンにとって貴重な体験となるでしょう。このコンサートを通じて、多くの方々に感動と希望を届けることが期待されています。音楽の力を信じて、これからの活動を見守っていきましょう。