京都での新たな発見。PHAPHICによるテキスタイルの魅力を体感しよう
近年、サステナブルなライフスタイルが注目を浴びる中、伝統的なテキスタイルの魅力を新たに発信する企画展が京都で開催されます。今年の企画展は、ファブリックレーベル「PHAPHIC(ファフィック)」が手掛け、「産地から、居心地をつくる」というコンセプトのもと、広島県福山市の備後と兵庫県西脇市の播州に焦点を当てています。
開催概要
この企画展『 R・G・B + B(レッド・グリーン・ビンゴ+バンシュウ)』は、5月31日から6月28日までの期間、京都の「GOOD NATURE STATION」にて行われます。館内の4階ギャラリーにて、多个のファブリックプロダクトやポスターグラフィックが展示されるほか、地元産地のテキスタイルのクッションやトートバッグも販売されます。
産地の独自性を感じる展示
PHAPHICは、各テキスタイル産地の色や特徴を、デザイナー独自の視点で表現したポスターグラフィックを展示します。訪れた人々が、作り手との会話を通じて受け取った印象や言葉が、写真と共に紹介されるのです。この「備後」と「播州」の特色を、三原色『R・G・B』に例えることで、色彩やデザインに対する深い理解を促します。
サステナブルな取り組み
また、今回の企画展では、環境月間の6月に合わせてリサイクルデニムの取り組みが行われます。不要なデニム製品を持参した来場者には、施設の会員アプリ「GOOD NATURE PASSPORT」のポイントが進呈される制度が設けられています。PHAPHICのデニムシリーズ「SINGATURE<フェードブルー>」の材料が、このリサイクルプロセスの一環として利用されています。
初のワークショップも開催
さらに、PHAPHICが初めて開催するワークショップでは、タテ・ヨコ2色の紙を織り上げてオリジナルのパターンを作る体験に参加することができます。このワークショップは、PHAPHICのディレクター兼デザイナーのイシガミさんと一緒に、手を動かして楽しめる内容です。参加は誰でも可能で、クリエイティブな時間を過ごしながらテキスタイルデザインを学ぶ貴重な機会となっています。
参加方法やスケジュール
ワークショップは、5月31日、6月7日、14日、28日の各土曜日に実施され、事前に予約が必要です。各回4名定員という少人数制なので、参加希望の方は早めに予約をお勧めします。参加費は500円で、最大2柄を製作することができ、すべて持ち帰ることができます。
PHAPHICとは?
ファブリックレーベル「PHAPHIC」は、ファブリックとグラフィックの要素を掛け合わせた新しいブランドです。その根底には、日本の伝統的な染織産地が持つユニークな特性を現代的なデザインと融合させるという理念があります。PHAPHICは、「産地から、居心地をつくる」との信念のもと、魅力的なテキスタイルの世界を広げ続けています。
今回の企画展は、目にも楽しく、心にも響く新しい発見があることでしょう。アートやデザインに興味がある方はもちろん、単に楽しみたい方にもおすすめです。是非、足を運んでみてください!