人形浄瑠璃写真展
2025-03-27 17:30:23

淡路人形浄瑠璃の魅力再発見!タイムスリップ写真展開催

南あわじ市制20周年を祝う特別展示



兵庫県南あわじ市の淡路人形浄瑠璃資料館が、令和7年の開館35周年と市制20周年を祝して、特別展示「昭和の人形浄瑠璃をみる!タイムスリップ写真展」を開催します。展示は、2025年4月5日から8月までとなっており、入場は無料。館内の他の展示も合わせて楽しめます。

昭和の人形浄瑠璃を振り返る



この展示では、昭和の中頃に淡路島で撮影された白黒写真が65点以上展示されます。人形浄瑠璃を見たことがない方でも分かりやすい解説がついているため、歴史や文化を深く理解できる機会となっています。この展示を通じて、人形浄瑠璃の魅力に触れてみてください。

幅広い世代に親しまれる人形浄瑠璃



かつて、人形浄瑠璃を観に来る多くの観客の姿が見られたことも、この伝統芸能の魅力のひとつです。控室を覗く子供や、最前列を陣取る学生たちの様子から、老若男女が一緒に楽しんでいることが伝わります。元気に笑顔でお芝居を楽しむ観客の姿も見逃せません。

淡路の人形浄瑠璃の歴史



淡路人形浄瑠璃は、神事に由来しています。江戸時代に入ると、新たな技術を取り入れ、40以上の一座が存在したとされ、地域全体に広がりました。地域の神社やお寺に仮設の舞台を設けることで、演じられたお芝居は、岩手から九州まで伝わるなど、広く知られるようになりました。

野掛け小屋を再現



展示室では、淡路島の写真家・野水正朔の作品を基に、野掛け小屋の入り口を再現しています。金看板と絵看板のレプリカが設置され、実際のお芝居の雰囲気を味わうことができます。また、録音された浄瑠璃を聴きながら、写真を楽しむことができる工夫もされています。

ダイナミックな演出



昭和30年代の写真には、戦争の影響で減少した座元の中で行われていた貴重な公演の様子が映し出されています。この時代の人形浄瑠璃は、観客との一体感を大切にし、派手な演出やダイナミックな動きが特徴でした。この流れは現在にまで受け継がれています。

舞台裏の秘蔵写真も



「タイムスリップ写真展」では、宗虎亮の貴重な写真が展示され、普段は見られない舞台裏の様子や太夫たちが談笑する面白い瞬間を捉えた写真も楽しめます。舞台袖での緊張した様子や控室での和やかなシーンが、観客にさらなる魅力を届けます。

500年の歴史を持つ淡路人形芝居



淡路人形芝居は、500年以上の歴史を持つ伝統芸能です。始まりは、淡路の三條村に住みついた傀儡師からと言われています。18世紀中頃には全盛期を迎えましたが、他の芸能への移行により次第に衰退。しかし、地元民の努力により保存運動が行われ、現在も淡路人形座が活躍しています。

資料館を訪れよう



淡路人形浄瑠璃資料館は、地域の伝統事業を学ぶには最適な場所です。入館は無料で、開館時間は10時から17時です。水曜日が休館日ですが、祝日の場合は翌平日が休館となります。ぜひ一度、足を運んでみてください。

お問い合わせ



詳細については、淡路人形浄瑠璃資料館(TEL 0799-42-5115)までお問い合わせください。公式サイトもぜひチェックしてみてください。


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