愛されるペルシャ料理の魅力
2025年1月27日、株式会社河出書房新社から新たに刊行される『家庭で楽しむペルシャ料理』は、古代ペルシャの伝統を受け継いだ美味しいレシピを集めた一冊です。この本では、70種類もの本格的なペルシャ料理を家庭で楽しむ方法が紹介されており、その豊かな風味や色合いを通じて、心温まる食卓が演出されます。
ペルシャの料理哲学
「最高のシェフは家庭にあり」という言葉があるように、ペルシャ料理は家庭の味です。家庭の中で受け継がれてきたレシピを用い、愛情を込めて料理をすることが大切にされています。著者のレザ・ラハバは、母から学んだ秘伝のレシピを基に、料理を通じて人々に幸せを届けたいと語っています。「おいしいレシピには魔法がある。どんどん広がって人を幸せにする」という言葉が、その想いを表しています。
本書のレシピ紹介
本書では、特におすすめのレシピをいくつか紹介します。
おもてなし料理の王様。甘酸っぱい風味が特徴で、白米やサフランライスと一緒に楽しむのが絶品です。
ヨーグルトで和えた野菜や豆を包み込んだ、ヘルシーで満足感のある一品。家庭の網で作るナンも魅力的です。
バラ水やサフラン、バターが香るこのスイーツは、まさに幸せの味です。
さらに、イランが誇るピスタチオを使用した
ピスタチオのスープや、サワーチェリーを使った
さくらんぼのポロなど、バリエーション豊かで本格的なレシピが多数収録されています。
誰でも作れる本格レシピ
本書の魅力は、難しそうに思えるペルシャ料理が、自宅で簡単に作れるということです。レシピはどれも丁寧に説明されており、日本の家庭でも手に入れやすい食材を使うことができるよう配慮されています。
レシピの一部紹介
特徴的な赤色の木の実、ゼレシュクを使った料理が、美しい見た目と共にテーブルを彩ります。
都市タブリーズが発祥の、ハーブや豆、肉が入ったライスボール。手のひらサイズからサッカーボールサイズまで、サイズを変えることで、料理の腕を見せる楽しみがあります。
著者について
本書を手掛けるのは、イラン出身のレザ・ラハバと長谷川朝子。彼らは多くの美術館や教会でのアート活動を通じて、料理の芸術性を探求し続けています。二人は「料理はアートである」と感じ、その中に特別な感情や思いを込めています。
新たに生まれ変わった一冊
『家庭で楽しむペルシャ料理』は、2009年に刊行された同名著の改訂版として、新たなレシピが加わり新編集されました。これにより、より多くの人々にペルシャ料理の魅力を伝えることができるでしょう。細やかな写真やスタイリングも魅力の一つで、料理が持つ美しさを存分に感じることができます。
発売情報
- - 著者: レザ・ラハバ/長谷川朝子
- - 仕様: B5判/112ページ
- - 税込価格: 1,980円
- - 発売日: 2025年1月27日
- - ISBN: 978-4-309-29460-5
- - URL: 河出書房
電子書籍のリリースは2025年2月も予定されており、さらに多くの人がペルシャ料理の豊かさを楽しめる機会が広がります。この機会に、ぜひご家庭でペルシャ料理を味わってみてはいかがでしょうか?