森林保全活動の重要性と社員の取り組み
高知県は日本で最も森林率の高い地域として知られており、その面積を84%にも及びます。この地で、持続可能な森林づくりを目的とした「協働の森づくり事業」が高知県と企業の協力のもとで推進されています。今年、株式会社オンワードホールディングスは、6期目となるパートナーズ協定を高知県、高知市と締結し、再び森林保全活動に参加しました。
参加した活動の概要
この活動には、オンワードグループから23名の社員が参加し、10月9日と10日の2日にわたって行われました。場所は、「土佐山 オンワード “虹の森”」と名付けられた協定森林で、ここで間伐作業を中心にいくつかの活動が予定されています。作業を行う中で、社員たちは高知県林業環境政策課の講義を受け、森林の役割や間伐活動の重要性について学びました。また、ヒノキの木材を使ってトレイを制作するワークショップにも参加し、地域の住民たちとの交流も深めました。
森の大切さを学んだ社員の声
参加した社員の中には、間伐の重要性に気づかされる経験をした人が多くいました。彼らは、間伐を行うことによって森林の生態系や温暖化防止に寄与することを理解し、さらには「植える」「育てる」「間伐を行う」「適材適所で使う」といった循環的な利用の大切さを実感しました。このような学びは、今後の自身の行動や地域活動にも良い影響を与えるでしょう。
「今回の活動を通じて、森林は私たち人間の生活や地球環境に大きな影響を及ぼしていると再認識しました。異なる会社や職種の仲間と交流することで新たな発見もあり、非常に意義深い活動でした」と語る社員もいました。このような経験が、今後の会社全体の成長にも寄与することを期待しています。
オンワードの取り組み
オンワードホールディングスは、1927年に創業以来、ファッションだけでなくウェルネスやコーポレートデザインなど多角的な事業を展開してきました。彼らは「ヒトと地球に潤いと彩りを」の理念のもと、地球環境への配慮を忘れずに、持続可能な社会の実現に貢献しています。今後も、このような活動を通じて社員の意識向上を図り、地域での信頼関係を深めていく予定です。
今後の展望
この森づくり事業は、新たな協定期間である2024年から2027年の間も続き、高知県の自然環境と地域の人々との絆をさらに深めていくことが期待されています。オンワードホールディングスは引き続き地域の安全や自然環境保全に寄与し、サステナブルな社会作りに向けて尽力していくでしょう。持続可能な未来を築くために、私たち一人ひとりが何をできるか、考える良い機会でもあります。