新発見！散在シワが肌印象や人物認識に与える影響とは

最近、ポーラ化成工業株式会社が行った研究で、顔にできる「散在シワ」が肌やその人の印象に大きな影響を与えることが判明しました。これまで、目尻やほうれい線などよく目にするシワの影響は広く知られていましたが、「散在シワ」という、あまり認識されていないシワが持つ重要性には目を向けられていませんでした。今回は、その魅力的な結果と今後のケアの可能性について紹介します。

散在シワとは？

「散在シワ」とは、顔のあらゆる部分にできるものの、多くの人がその存在を自覚していない微細なシワのことです。ポーラ化成工業によると、顔のさまざまな部位にできるシワのうち、ほうれい線や額、目尻といった目立つ部位は認識されやすい一方、他の11か所は認識されにくいことがわかりました。これにより、散在シワは肌の印象にわずかながらも貢献している可能性が高いと考えられます。

研究内容と結果

本研究では、散在シワの効果を調査するために、日本人女性500名を対象に、シワのある顔画像とシワのない画像を提示し、肌の印象を評価してもらいました。結果として、散在シワがない画像を選ぶ傾向が強く、それが「ハリ」や「うるおい」などの肌印象に影響を与えていることが示唆されました。

さらに、人物の印象に関しても、散在シワがない方が「積極的」と感じられやすいことがわかりました。これは、散在シワの改善が肌だけでなく、その人の印象をも左右する可能性があることを示しています。