ホテルサンルートプラザ新宿、環境に優しい取り組みで選ばれる宿へ

環境保護への新たな挑戦、ホテルサンルートプラザ新宿

2025年から、ホテルサンルートプラザ新宿に設置される『Recycling Box』は、宿泊客が手軽に環境保護に参加できる仕組みを提供します。この取り組みは、廃棄物の削減を通じて、持続可能な社会の実現に向けた新しい体験を宿泊者に提供するものです。

環境の現状とホテル業界の課題

近年、日本国内で毎年約16億着（50万トン）の衣類が廃棄され、その多くが焼却や埋め立て処分されています。まさにアパレル産業は、環境負荷を引き起こす原因の一つであり、その改善が急務です。ホテル業界でも同様に、環境への配慮が求められています。

Recycling Boxの設置背景

FASHION Xと相鉄ホテルマネジメントは、「お客様が新宿のホテル滞在を通じて環境活動に参加できる仕組み」を目指し、この取り組みを始めました。宿泊客は、チェックアウト時に必要なくなった衣類や小物を専用のBOXに投入することで、簡単にリユースやリサイクルに参加できます。

BOXは、訪日旅行者にも理解しやすいようにビジュアル面も工夫されており、その位置や案内表示が明確に示されています。これにより、国籍を問わず多くの人に参加してもらうことができるでしょう。

期待される成果

この新たな取り組みにより、以下のような効果が期待されています。
1. 滞在価値の向上：宿泊者が荷物を軽くし、社会貢献を実感できる機会を提供します。
2. 環境負荷の低減：衣類廃棄物の削減やCO₂の排出量の抑制を促進し、資源の循環を助けます。

このプロジェクトを通じて、ホテルは宿泊者に新しい体験をもたらすことができ、同時に持続可能な社会の実現に貢献する一歩を踏み出しています。

組織の取り組み

FASHION Xは、東京都大田区に本社を置き、衣類の寄付に関するサービスを提供している企業で、2023年に設立されました。一方、相鉄ホテルマネジメントは神奈川県横浜市に本社を持ち、宿泊特化型ホテルの運営を行っています。両社は、環境負荷を軽減するために今後も手を携えて取り組んでいく意向です。

さらに、相鉄グループではオープンイノベーションを推進し、スタートアップ企業との連携を深めながら、新たなビジネスやサービスの共創を目指しています。これにより、革新的なアイデアを取り入れることで、持続可能な社会に向けた新しいモデルを築いていくことでしょう。