香りで感じるクラシック音楽の旅 - ショパンとラヴェルの新作香水

新宿伊勢丹サロンドパルファンにて、クラシック音楽と香りの融合を楽しめる特別なイベントが開催されます。2025年にかけて注目される両作曲家の名曲をテーマにした新作香水が、10月8日から先行販売されるのです。このイベントは、音楽と香りの魅力を同時に味わえる貴重な機会。今回は、その内容をご紹介します。

ショパンの香水：ピアノ協奏曲第1番

香水「ショパンピアノ協奏曲第1番オードパルファン」はショパンの名曲をテーマにしており、リリース時期としても特別な意味を持っています。2025年には世界的な音楽イベントであるショパン国際ピアノコンクールが行われ、この香水はその記念として作られました。この曲は放浪の旅を経て生まれたもので、故郷ポーランドを想いながら煌びやかに表現されています。

調香には、卓越した技術を持つ調香師、沙里が担当。香料には、香料の王とも呼ばれるイリスを中心に、ジャスミンやサフランなど高級感あふれる要素を取り入れています。この香水は、クラシカルな空気感を持ちながらもモダンさが表現されており、音楽の一部分を体感できるような仕上がりです。

さらに、初回生産分にはピアニストの反田恭平氏のインタビューが特典として付いており、彼の楽曲に対する思いやコンクール体験が語られている貴重なコンテンツです。

ラヴェルの香水：ラ・ヴァルス

次にご紹介する香水が「ラ・ヴァルスオードパルファン」です。この香水は、1900年代初頭のモーリス・ラヴェルによる名作をテーマにしています。ラ・ヴァルスはフランス語で「ワルツ」を意味し、華やかな舞踏が徐々に崩壊していく様が音楽として描かれている作品です。

香調は、日本とオーストリアのデュオ、AOIROが手掛けています。ウッディでスパイシーな香りの組み合わせが特徴で、香りの変化を楽しむことができます。この香水も初回分には、ピアニストの務川慧悟氏の特別インタビューが付属し、作品に共鳴するワインとのペアリング提案なども行われています。

ショパンの香水とペアリングされるチョコレート

両香水のリリースに合わせて、ショパンの香水とペアリングするための限定チョコレートも登場します。「ショパンピアノ協奏曲第1番ショコラ」と名付けられたこのスイーツは、特製のタブレットチョコレートで、香水の香りを引き立てるためにデザインされています。オレンジコンフィや黒糖、スパイスのバランスが絶妙です。

また、イベント期間中には、調香師による香りとチョコレートの試食会も用意されています。参加者は直接香水を感じながら、チョコレートとの相性を楽しむことができます。