ブライアン新世界、8年ぶりのアルバムで放つ「靴下片っぽヒーロー」の魅力

ブライアン新世界、8年ぶりのフルアルバム『靴下片っぽヒーロー』

ブライアン新世界が約8年の時を経て、待望のフルアルバム『靴下片っぽヒーロー』をリリースします。この新作からリード曲「靴下片っぽヒーロー」のミュージックビデオが、アルバムの発売日である12月17日（水）の22:00に公開されることが決定しました。

日常のささやかな破綻を描いた物語

新アルバムは、何不自由なく見える日常の中にも潜む「ドロップアウトの瞬間」というテーマを元にしています。ミュージックビデオでは、主人公の冴えない2日間が描かれており、寝坊や忘れ物、仕事の疲れといった日常の小さな破綻が続き、次第に限界に追い込まれていく様子が映し出されています。しかし、無理やり立ち直るのではなく、ある曲にインスパイアされて再び日常に戻る姿が印象的で、派手なハプニングはないものの、その“普通さ”の中に強さが感じられます。

撮影秘話と必然的な展開

撮影は、ブライアン新世界の奥様であるイトオミカ（Lafuzin）と二人三脚で行われたという、アットホームな雰囲気で進行。新しいレンズを導入し、すべてのカットを家庭内で撮影したそうです。その中には、歌詞に沿った形で靴下がマンションの下に飛ばされたり、忘れ物が続出したりするエピソードもあり、まさに歌の内容にぴったりな出来事が展開されました。撮影の途中にはスシローに立ち寄って、心を落ち着けながら作業を進めたんだとか。

ユーモアとほのかな切なさにあふれた楽曲

リード曲「靴下片っぽヒーロー」は、作品全体の世界観を象徴する楽曲となっており、日常のささやかな出来事をユーモラスに、時にはしんみりと描き出しています。アルバムには、さらに多くの楽曲が詰め込まれており、聴き手を飽きさせません。

CDと特典の情報

フルアルバム『靴下片っぽヒーロー』は、CDとしてもリリースされます。ディスクユニオンやタワーレコード、HMV、Amazonなどが主な販売店で、ディスクユニオンやタワーレコードではオリジナルの購入特典も用意されています。これらはコレクション性が高く、ファンには嬉しいアイテムです。

リリースイベントも見逃せない

また、アルバムのリリースを記念して、インストアイベントも開催される予定です。詳細はディスクユニオンのお茶の水駅前店で、2026年1月8日（木）に開催され、有料の特典もあるとのことです。

ブライアン新世界の思い

ブライアン新世界は、日常の中で輝く人々をヒーローとして捉えています。彼自身、何気ない生活の中にある喜びや辛さを大切にし、それを音楽で表現することに情熱を注いでいます。「靴下片っぽヒーロー」というタイトルは、そんな日常の中に埋もれがちなヒーローたちへの賛歌でもあります。彼は「普通の生活を送っている人たちにも様々なストーリーがある」と感じており、そこを楽曲で表現しています。

8年ぶりの復活を遂げたブライアン新世界。これからの動向にも期待が高まります。アルバムの発売日を楽しみに待ちましょう！