キリンのプラズマ乳酸菌、生産増で健康志向消費を促進！

近年、健康への意識が高まる中、キリンホールディングスの「プラズマ乳酸菌」シリーズが好調な売上を記録しています。2025年の1月から4月までの販売金額は前年比約2割増という明るい結果が表れています。これは主に、年明けにおける免疫対策の必要性が高まったこと、そして「プラズマ乳酸菌」を配合した商品群の販売が好調であったことが大きな要因です。

健康への需要を捉えた商品展開

特に、冬季における健康対策や受験シーズンにおける免疫ニーズの高まりが、プラズマ乳酸菌の販売を後押ししました。キリンは、このニーズに応えるため、プラズマ乳酸菌の効果をわかりやすく伝えるための広告展開を強化しました。テレビCMやWEB動画での「信頼感」のスコアも非常に高く、消費者に深い信頼を築くことに成功したといえます。

主力商品の成長

プラズマ乳酸菌を含むサプリメントの販売金額は前年同期比で約4割増加し、特に健康管理ニーズに応える「Wケア商品」はなんと70%増という驚異の成長を見せています。また、チルド飲料に関しても、「おいしい免疫ケア」シリーズが約3割の増加を達成し、その中で「キリンおいしい免疫ケアカロリーオフ」は前年比約5割増と目覚ましい結果です。

プラズマ乳酸菌とは？

「プラズマ乳酸菌」は、免疫機能の維持をサポートすることで知られています。世界初の乳酸菌として、免疫の司令塔にあたるpDCに働きかけることが研究で報告されており、健康意識の高い消費者から注目を集めています。この乳酸菌に関する研究は、国内外の大学や研究機関と連携し、これまでに多数の論文が発表されています。

各カテゴリーでの販売動向

- サプリメント: 「iMUSE」シリーズが前年比約4割増、定期顧客の増加が売上に寄与しています。体調管理ニーズをターゲットにしたWケア商品の中では、「キリン iMUSE 免疫ケア・内臓脂肪ダウン」が特に売上を牽引。

- 飲料: プラズマ乳酸菌を配合した飲料が前年比で15%の増加を記録し、「おいしい免疫ケア」シリーズが約3割増加しました。特に「キリンイミューズオフ・ホワイトヨーグルトテイスト」は、発売6日間で300万本以上の販売を達成し、大変好評を得ています。

- ヨーグルト: 小岩井免疫ケアヨーグルトの販売が約25%増加し、甘さすっきりタイプが約4割増の成績を収めています。大容量タイプと個食タイプのリピート購入が好調です。

- 海外市場: ベトナムを含む海外展開でも「iMUSE」が堅調に推移しており、台湾や中国市場でも新商品が発売されました。グローバルにおけるプラズマ乳酸菌展開は今後も加速していくことでしょう。

キリンのこれから

キリンは、長期的な経営構想「キリングループ・ビジョン2027」に基づき、ヘルスサイエンス事業の育成を進めています。約40年の研究から生まれたプラズマ乳酸菌を通じて、消費者の健康に寄与すべく、自社製品の展開をさらに強化し、明るい健康社会を目指しています。

今後とも、キリンの取り組みに期待が高まります。