1万人の応援団を集めて機会格差を解消する新プロジェクト

こどもの未来を支える「こどもふるさと便」プロジェクト

最近、こどもたちの間での機会格差が注目されています。多くのこどもが経済的な理由によって、必要な経験や支援を受けられずにいます。そこで、ネッスー株式会社が立ち上げた新プロジェクト「こどもふるさと便」に焦点を当てて、その詳細や目的についてお話しします。

プロジェクトの背景

日本では、現在も多くのこどもたちがさまざまな社会的な課題に直面しています。特にひとり親世帯では、経済的な困難から相対的貧困状態にある子どもが多く、一部のこどもにとっては「当たり前の経験」が特別なものになっています。例えば、なんと日本の9人に1人が貧困線を下回る生活をしているというデータも。これらの事実は、こどもたちの未来にも影響を及ぼしており、経験の差は学びや働き方、人間関係にまで響くと考えられています。

「こどもふるさと便」とは

このような機会の不均衡を打開するために、ネッスー株式会社は「こどもふるさと便」というプロジェクトを立ち上げました。この取り組みでは、ふるさと納税の仕組みを利用し、地域の特産品を用意してこども食堂やひとり親世帯に届けます。これにより、寄附者は地域の活性化に寄与しつつ、同時にこどもたちへの応援を行うことが可能です。

クラウドファンディングで応援団を募集中

現在、ネッスーは「こどもふるさと便」の活動を広めるためにクラウドファンディングを実施しています。目標人数は1万人、目標金額は100万円です。本プロジェクトの意義は、単に寄附を募ることにとどまらず、多くの人々が共感して参加できる仕組みを整えることにあります。これによって、こどもたちに提供できる支援が広がり、地域にも新たな価値が生まれることが期待されています。

支援の内容とリターン

支援者は、500円から参加できる「ちいさな応援枠」を選択でき、寄附を通じて地域産品を受け取ることができます。また、支援者の名前をWEBサイトに掲載したり、オリジナルエコバッグ、実際に届けられた応援米（旭川産）など、感謝の気持ち込めたリターンも用意されています。

未来へのビジョン

ネッスーの代表、木戸優起氏は、今回のクラウドファンディングを通じて、単に資金を集めるだけでなく、多くの人がこのプロジェクトに興味を持ち、参加してくれることを重要視しています。1万人の応援団が集まることで、「こどもふるさと便」の理念や活動が社会に広がり、こどもたちの未来が大きく変わることを願っているとのこと。