音楽朗読劇「陰陽師」
2025-02-22 10:31:04

音楽朗読劇「陰陽師」が魅せる平安時代の妖しい世界観

音楽朗読劇「陰陽師」が開幕!



2025年2月21日(金)、東京・よみうり大手町ホールにて音楽朗読劇「陰陽師」が華々しく幕を開けました。この作品は、夢枕獏の俊逸な原作を基にした演目で、平安時代を舞台にした物語が織りなす妖しい魅力を堪能することができます。初日の公演は多くの観客を魅了し、朗読芝居と生演奏が見事な融合を見せました。

平安時代の奇跡



夢枕獏による「陰陽師」シリーズは、1986年に初めて発表されて以来、数多のメディアで展開され、多くのファンを持っています。物語の中心には、端整な天才陰陽師・安倍晴明と、彼の相棒である真面目な雅楽家・源博雅の活躍が描かれます。本作は、初演から早くも再演に至り、全4エピソードが90分に凝縮された形で朗読されました。

初日公演の様子



初日には、安倍晴明役を蒼井翔太、源博雅役を鈴木達央が演じ、観客を平安時代の神秘的な世界へと引き込みました。舞台上には雪洞が灯り、草木が生い茂る美しいセットが配置され、二胡とピアノの生演奏が印象的な音楽を奏でます。これにより、観客は物語の世界へと自然に導かれました。

物語は、蒼井と鈴木の掛け合いによって進行していきます。蒼井の滑らかな声は晴明の魅力を一層引き立て、知性溢れるキャラクター像を形成します。一方の鈴木は、力強い声で博雅の真っ直ぐで愚直な性格をリアルに表現し、コミカルな瞬間も見せる場面に観客の笑いが起こりました。特に「露と答へて」のエピソードは、二人のキャラクターがより活き活きとして感じられるシーンとなりました。

心に響く演技と音楽



朗読劇ながらも、二人の会話の応酬だけでなく、暗くも哀しい物語が心に残ります。安倍晴明と源博雅が数々の事件を解決していく様は、スッキリとした後味を残します。また、二胡とピアノによる生演奏や美しい照明による演出が、その世界観をさらに際立たせました。

キャストには、晴明と博雅以外にも3人の役者が登壇し、それぞれ異なる役柄を見事に演じ分けました。田所陽向、井上宝、塙真奈美の演技も作品全体の魅力を高める大きな要素となっています。

今後の公演に期待



公演は24日(月祝)まで行われ、日替わりキャストによる新たな空気感を楽しめることが期待されています。それぞれのキャストによってどのような世界が展開されるのか、その違いを見逃す手はありません。ぜひ、多くの方にこの音楽朗読劇「陰陽師」を体験していただき、その魅力を感じてほしいと思います。


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