いちじくで地域活性化
2026-09-09 11:18:01

愛知県豊橋の老舗和菓子店が規格外いちじくを活用した新たな挑戦

豊橋の老舗和菓子店「お亀堂」が挑む、規格外いちじくの価値再創造



愛知県豊橋市にある老舗和菓子店「お亀堂」は、地域の農家から直接仕入れる規格外のいちじくを活用して、食品ロス削減と地元農家の支援を目指しています。これまで「規格外」で流通できずに廃棄されるいちじくを、美味しいお菓子にして新たな価値を生み出す取り組みが注目を集めています。

2026年に約1.5トンのいちじくを買い取る計画



お亀堂は2026年、約1.5トンもの規格外いちじくを買い取り、これを用いた様々なお菓子を展開します。指を指し合うように、いちじくのバリエーションを生かした「いちじくガレット」「ゼリー」「かき氷」など、複数の商品を通じて、いちじくを余すところなく活用することを目指しています。

地元農業のサポート



豊橋は全国有数のいちじく産地として知られていますが、一方では風雨や熟し具合によって規格に合わないいちじくも発生しています。お亀堂は、こうした「もったいない」状況を解消しようと、農家が大切に育てた果実を、単なる原材料ではなく、地域の誇りとして商品化することに注力しています。

スピーディーな加工で鮮度をキープ



収穫したいちじくは収穫翌日にペースト状に加工され、その後、いちじくの風味を生かしたジャムに仕上げられます。生地に包み込むこの手法は、いちじく本来の甘みを損なうことなく、おいしいお菓子へと変身させます。お亀堂では、見た目ではなく味に焦点を当て、地域の魅力を最大限に引き出す努力を続けています。

おいしさで地域循環を築く



お亀堂の目指すのは、食品ロス削減だけではありません。お客様が「おいしいから食べたい」という気持ちを抱く商品を提供することで、自然と農産物が大切にされる仕組みを築くことを重視しています。地域に根ざした菓子屋として、「また買いたい」「豊橋のお土産にしたい」と思ってもらえるような商品作りを行なっています。

代表取締役のコメント



代表の森貴比古氏は、「見た目に少し傷があったり、熟れすぎたりしただけで、通常の流通に乗せにくくなるいちじくがありますが、食べてみれば本当においしい。しかし、その魅力が埋もれてしまうのはもったいない。お菓子を通じて、いちじくの力をお客様に届けたい。」と話しています。さらに、2026年以降も取り組みを広げていく意向を示しています。

お亀堂のこれから



お亀堂は、地域生産者との連携をさらに強化し、豊橋のいちじくだけではなく、地域の他の農産物にも今後取り組んでいく予定です。新しい発想と技術を持って、地域の農業と和菓子づくりをつなぎ、豊橋の魅力を内外に発信し続ける姿勢は、これからも多くの人々に感動を与えることでしょう。地域を代表するお土産へと育て上げ、持続可能な社会に寄与するお亀堂の挑戦は、これからも目が離せません。


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