2025年10月14日から16日に開催された「2025ジャパン・ケーキショー東京」において、株式会社富澤商店の社員が見事な結果を上げました。自由が丘スタジオの洋菓子講師である九尾慎也さんが、グラン・ガトー部門で銀賞、米粉部門で銅賞を受賞し、さらに伏見風香さんがギフト部門で銅賞を獲得。これにより、九尾さんは2年連続の受賞を果たし、伏見さんも2年連続入賞という快挙を達成しました。
2025ジャパン・ケーキショー東京の概要
このコンテストは日本国内最大級の洋菓子コンクールで、全国の有望なパティシエたちが一堂に会し、彼らの創造力を競い合っています。審査は、見た目や味、技術面など多岐に渡り、受賞者が選出されます。
九尾慎也の受賞作品
九尾さんは、昨年に引き続き、グラン・ガトー部門で銀賞を受賞。彼の作品のコメントによると、見た目はシンプルかつ洗練さを追求し、使用した素材はチョコレート、紅茶、フランボワーズ、そして香り高いローズ。特に、ローズの香りを調整するために自家製ピューレを工夫し、品のある香りを引き立てることに成功したとのこと。
彼の米粉部門での銅賞作品も併せて注目。米粉の特性を生かし、リンゴとキャラメルを組み合わせたユニークなタルトを制作。この作品は“お米の白さ”と“秋のお月見”をテーマにデザインされ、見た目も楽しませる工夫が光ります。
伏見風香の作品
伏見さんはギフト部門で銅賞を獲得。彼女の作品は、従来のザッハトルテの概念を打ち破るもの。ホワイトチョコレートを用い、グラスアローで食感を再現した一品です。日本らしい桜の香りを楽しめるカステラに、自家製の桜餡をサンドし、新感覚の味わいが表現されています。
技術育成への取り組み
富澤商店がこのような目覚ましい成果を上げられたのは、同社が持つ技術育成への実践的な取り組みがあるからこそ。製菓・製パンの専門知識を持つ社員が、自らの経験を通じてお客様へ料理の楽しさを伝え、日々の販売や商品開発に生かしています。受賞は、同社が目指す“手作りを支える技術と知識”の確かな実現を示すものといえるでしょう。
今後も富澤商店は、社員のスキルアップをサポートし、次世代パティシエの育成に貢献することを目指しています。
自由が丘スタジオの魅力
自由が丘スタジオでは、技術を磨いた講師陣が多様なレッスンを提案しています。基礎から応用までのさまざまなレッスンが開催され、受講者は自分のペースで進むことができます。人気のレッスンは予約が取りづらいほどの注目を集めています。
「株式会社富澤商店」は、製菓・製パンの専門店として、実店舗だけでなくECサイトでも幅広い商品をリーズナブルに提供している企業です。多彩な食材や器具を取り扱うこの店は、様々なジャンルの料理やお菓子作りを楽しむ人々に強く支持されています。今後も新たな才能がこのような舞台で輝き続けることに期待が寄せられています。