発酵文化に触れよう！木桶料理の魅力が集結するサミット

発酵文化に触れる特別な機会

阪神梅田本店の食祭テラスで開催される「第4回木桶による発酵文化サミット」は、2023年5月14日から19日までの期間限定イベントです。このサミットには約100人の作り手が集まり、観る、知る、味わうという発酵文化の奥深さを体験できます。発酵文化が注目を浴びる今、木桶の魅力を再発見するチャンスです。

木桶職人復活プロジェクト

このイベントは、2012年にスタートした『木桶職人復活プロジェクト』の一環として位置付けられています。このプロジェクトは、伝統文化を未来に繋げることを目的としており、60以上のメーカーが参画しています。最近では、全国各地で木桶を使用した商品の需要が高まり、木桶の文化を再興させる動きも見られます。

小豆島での新桶づくりプロジェクトには、600人以上が参加し、海外からも文化を理解したいと訪れる外国人も多く、国際的な広がりを見せています。日本の発酵文化の特異性が、世界中へと広がることに期待が寄せられています。

醤油と食の多様性

このサミットでは、木桶による醤油の魅力や、それを生かした料理を提供する出展者たちが集まります。例えば、北海道の「ミルクデザイン」からは、グラスフェッドミルクのソフトクリームに木桶仕込みの醤油がかけられたデザートが提供されます。そして、茨城の「幻の豚肉」を使用した豚まんや、千葉県の「ベストフード」からの焼売など、多様な料理が楽しめることが魅力です。また、木桶仕込みの熟成干し芋や、モッツァレラの木桶味噌漬けといった、地域の特色を活かした商品もラインナップされています。

木桶バーの登場

この期間、地下1階リカーコミュニティスペースでは、「木桶」をテーマにしたバーもオープンします。日本酒やワインなど、木桶の良さを引き立てるお酒を特別に楽しむことができ、訪れる人々に新たな発見の場を提供します。

エキスパートの話を聞ける貴重な機会

専門的な知識を持つ高橋万太郎さんやみそ探訪家の岩木みさきさんなど、発酵に関する知識を深めることができるトークイベントも開催されます。十数種類の木桶味噌やクラフト醤油が並ぶ販売エリアでは、食材の選び方や活用法について学ぶ良い機会となります。さらに、木桶仕込みの作り手と直接交流できるテイスティングセミナーも行われ、リアルな声を聞くことができます。