新たな店舗運営支援システム「AI売場スコアリング」
株式会社ファミリーマートが、先進的な店舗運営を支援するための新システム「AI売場スコアリング」の実証実験を開始します。このシステムは、2026年1月中旬から首都圏の特定店舗で導入され、売場の状態をAIが点数化し、各店舗での業務効率を向上させることを目指しています。
AIによる売場分析の仕組み
今回の取り組みでは、店舗内に設置された防犯カメラを用いて、売場の状態を撮影し、その映像をAIが分析します。このシステムにより、店舗での品揃えや発注をより的確に行うことが可能になります。具体的には、以下の2つのステップで展開されます。
1. 売場画像の定期的な蓄積
毎日決まった時間に売場画像を撮影し、画像データを集積します。例えば、おむすびのコーナーを毎日同じ時間に撮影し、これらのデータを表にまとめ、整理することで、曜日や時間帯ごとの売場の課題を明確に把握できるようになります。これにより、適切な発注や売場づくりについての具体的な情報が得られます。
2. AIによるスコアリングと定点観測レポートの作成
集められた画像データに基づいて、AIが売場を膨大なデータから点数化します。これは、曜日別、日別、時間帯別の3つの基準で行われ、その結果から定点観測レポートを作成します。このレポートは、店長やスーパーバイザー(SV)が売場を客観的に評価し、業務の改善に繋げるための重要なツールとなります。
店舗運営へのメリット
この新システムにより、SVは店舗巡回時に、実際の売場画像とスコアを確認しながら、店舗の課題について店長と具体的にやり取りすることができます。さらに、店長が店舗に不在の際も、売場の現状を画像で把握できるため、実際の状況に基づいた発注が可能となり、発注の精度向上にも寄与します。
未来への展望
将来的には、多機能型ロボット(ポム)にカメラを搭載し、この「AI売場スコアリング」システムと連携する予定です。また、既存のAIを活用した発注システムや、人型AIアシスタント「レイチェル」との連動も進められ、分析や発注提案が自動化される見込みです。これにより、すべての売場において、発注や売場づくりのさらなる効率化が期待されます。
まとめ
「AI売場スコアリング」は、店舗運営を革新する重要な一歩です。ファミリーマートは、このシステムを通じて業務の効率化を図るだけでなく、顧客にとっても利便性を向上させることを目指しています。この新たな試みがどのように発展し、店舗運営に貢献するのか、今後の展開が楽しみです。